2007.12.11 火曜日 21:42
利権
カテゴリを音楽にするか、法律系にするか考えた末、やっぱり不得手な分野に足を踏み入れる危険を回避することにした。
スラドと並んで私の巡回先のひとつ、GIGAZINEに、すごくイヤな記事を見つけた(ネタもとはこちら)。
思い切り要約すると、イギリス施設でチャリティーイベントを開き、子供たちが賛美歌を唄っていたところ、イギリス演奏家協会から使用料を請求されたとか。かの地でも、さすがに怒りの声が上がっているようだ。どうやら他人の音楽著作物は、人前では聴いてはいけないようだし、著作者か隣接権者以外は演奏などもってのほか、というふうに読める。
日本では「交差点で鼻歌をうたっていたらJA○○○○に金を取られる」というジョークがあるが、イギリスではこれがジョークでは済まないのかもしれない。
音楽に限らず、文化的作品を創作する者に、その創作物から得られる経済的利益を保障することは当然であろう。その課程で、その創作物にまつわる権利、というかそこから生ずる利益を他者に掠め盗られないよう、ガードするのも仕方ない。だからといって、子供たちのチャリティーの利益を持って行くのはいかがなものか。子供の歌の「売上」ということなのか、裏で流していたラジオが客寄せになったとでもいうのか。
いうまでもなく、著作者の権利を侵害するつもりはない。が、文化庁の天下り先に法外な「使用料」を払ってやる義理もない。だから前任大学の吹奏楽部では、可能な限り、オリジナルに編曲を書き下ろし、あの団体への上納金を圧縮してきた。今年も新しい書き下ろしを含め、4曲、私のオリジナルを演奏する。うち、著作権が生きているのは「海ゆかば」だけ。あの団体も、ヤクザなカラオケ屋と渡り合って、決死の覚悟でカラオケの著作権料を徴収していた頃はよかったのだが。
人の褌で相撲をとるのは、洋の東西を問わず嫌われるというお話。
スラドと並んで私の巡回先のひとつ、GIGAZINEに、すごくイヤな記事を見つけた(ネタもとはこちら)。
思い切り要約すると、イギリス施設でチャリティーイベントを開き、子供たちが賛美歌を唄っていたところ、イギリス演奏家協会から使用料を請求されたとか。かの地でも、さすがに怒りの声が上がっているようだ。どうやら他人の音楽著作物は、人前では聴いてはいけないようだし、著作者か隣接権者以外は演奏などもってのほか、というふうに読める。
日本では「交差点で鼻歌をうたっていたらJA○○○○に金を取られる」というジョークがあるが、イギリスではこれがジョークでは済まないのかもしれない。
音楽に限らず、文化的作品を創作する者に、その創作物から得られる経済的利益を保障することは当然であろう。その課程で、その創作物にまつわる権利、というかそこから生ずる利益を他者に掠め盗られないよう、ガードするのも仕方ない。だからといって、子供たちのチャリティーの利益を持って行くのはいかがなものか。子供の歌の「売上」ということなのか、裏で流していたラジオが客寄せになったとでもいうのか。
いうまでもなく、著作者の権利を侵害するつもりはない。が、文化庁の天下り先に法外な「使用料」を払ってやる義理もない。だから前任大学の吹奏楽部では、可能な限り、オリジナルに編曲を書き下ろし、あの団体への上納金を圧縮してきた。今年も新しい書き下ろしを含め、4曲、私のオリジナルを演奏する。うち、著作権が生きているのは「海ゆかば」だけ。あの団体も、ヤクザなカラオケ屋と渡り合って、決死の覚悟でカラオケの著作権料を徴収していた頃はよかったのだが。
人の褌で相撲をとるのは、洋の東西を問わず嫌われるというお話。