2008.02.18 月曜日 20:39
重ね重ねオーディオ機器を作る
・『無辜の不処罰』は近代刑事訴訟の鉄則。時に下っ端がこれを忘れて大問題を起こすが、法相が「知ってんの?」と思われるようでは問題外。
・可処分所得が増えず、税は上がり、燃料も小麦も暴騰するとなると、今年は春が来るのか本気で不安になる。このご時勢でも「景気は拡大し続けている」などと空念仏を唱えるだけなら、上から見ると『円』に見えるという皮肉な建物の主なんか、国会の同意人事にしなくてもいい。
・臨時の帰省も早や10日。二月にこんなに長く会津にいるのは、おそらく修士2年のころ、当時の猫が重い病気になり看病に呼び戻されて以来。数日前までは多分雪だった、軒下に積もる氷の塊を掻き出すのに、つるはしを振るう。箸と六法より重いものは持たない主義なのに・・・。
憧れの送信管アンプ(その5)
憧れのアンプに取り組み、興奮で眠れないかと思ったが、疲れのほうが予想以上で、翌日はゆっくりと起床。今回の作業場に設定したリビングに移動すると、テーブルの上はもちろん、カーペットの上もいろいろなものが飛び散り、文字通りの惨状を呈している。BGMを流し、コーヒーを淹れ、新聞を開いて見出しを追うがほとんど頭に入らない。目の前には、作りかけの大型アンプが仰向けに置かれているのだから、
このアンプ以外のことを考えろというほうが無理。マニュアルを開き今日の作業の手順を確認する。
脳みそと筋肉が動き出すのを待ちきれず、はんだごてに火を入れ、楽しさと不安とを半々に抱えながら、最初の手順にかかる。天板を下にして組み込んでいくわけで、アース、ヒーター、整流回路からB電源、信号系と、組み付けた大型部品の端子、ラグをワイヤーでつないでいく。イメージとしては、基盤のパターンをワイヤーで作っていく感じ。だが、ひとつのラグの穴にいくつも部品やワイヤーが入る箇所もあり、後に来るパーツを考えながら、場合によっては爪楊枝で穴を確保しながら半田を盛っていく。面倒な作業が続くが、実に楽しい。
ワイヤーによる配線が終わった時点で、いったん作業を止めて間違い探し。すべての配線を回路図と実体図と照合する。ミスは見つからず、CR類のはんだ付けに進む。手順では電源系から組んでいく。倍電圧整流のためのダイオードは、内蔵するブロックコンデンサの端子とラグで取り付ける。かなりの電流が流れ発熱が予想される大型のホーロー抵抗をつなぎ、チョークコイルとコンデンサ、ブリーダ抵抗などをはんだ付けしていく
。1000Vを安定して供給する電源部は大き目の部品が多く、必然的に高密度実装となる。技術も経験もない身には大変に難しい。レイアウト上は電源部に近いシャーシ奥に、4本のセメント抵抗を付ける。出力管の845、または211のバイアスを決める重要な抵抗だが、これも非常に熱を出す。また、二種類の真空管を挿し換える時には、ここの抵抗をスイッチで切り替えてバイアスを変える。
・可処分所得が増えず、税は上がり、燃料も小麦も暴騰するとなると、今年は春が来るのか本気で不安になる。このご時勢でも「景気は拡大し続けている」などと空念仏を唱えるだけなら、上から見ると『円』に見えるという皮肉な建物の主なんか、国会の同意人事にしなくてもいい。
・臨時の帰省も早や10日。二月にこんなに長く会津にいるのは、おそらく修士2年のころ、当時の猫が重い病気になり看病に呼び戻されて以来。数日前までは多分雪だった、軒下に積もる氷の塊を掻き出すのに、つるはしを振るう。箸と六法より重いものは持たない主義なのに・・・。
憧れの送信管アンプ(その5)
憧れのアンプに取り組み、興奮で眠れないかと思ったが、疲れのほうが予想以上で、翌日はゆっくりと起床。今回の作業場に設定したリビングに移動すると、テーブルの上はもちろん、カーペットの上もいろいろなものが飛び散り、文字通りの惨状を呈している。BGMを流し、コーヒーを淹れ、新聞を開いて見出しを追うがほとんど頭に入らない。目の前には、作りかけの大型アンプが仰向けに置かれているのだから、

脳みそと筋肉が動き出すのを待ちきれず、はんだごてに火を入れ、楽しさと不安とを半々に抱えながら、最初の手順にかかる。天板を下にして組み込んでいくわけで、アース、ヒーター、整流回路からB電源、信号系と、組み付けた大型部品の端子、ラグをワイヤーでつないでいく。イメージとしては、基盤のパターンをワイヤーで作っていく感じ。だが、ひとつのラグの穴にいくつも部品やワイヤーが入る箇所もあり、後に来るパーツを考えながら、場合によっては爪楊枝で穴を確保しながら半田を盛っていく。面倒な作業が続くが、実に楽しい。
ワイヤーによる配線が終わった時点で、いったん作業を止めて間違い探し。すべての配線を回路図と実体図と照合する。ミスは見つからず、CR類のはんだ付けに進む。手順では電源系から組んでいく。倍電圧整流のためのダイオードは、内蔵するブロックコンデンサの端子とラグで取り付ける。かなりの電流が流れ発熱が予想される大型のホーロー抵抗をつなぎ、チョークコイルとコンデンサ、ブリーダ抵抗などをはんだ付けしていく

