オーディオ機器を作る 又々

今日から「怒濤の一月」が始まった。途端に、年内の積み残しの処理や細かいミスの後始末がドッと押し寄せ、返す刀の連続会議でもう青息吐息。帰宅後、音の出る暖房機から流れる音楽にひたるのが、唯一にして最高の楽しみ。

で、自作オーディオシリーズのちょっと番外編。

キット屋さんのModel2は、噂に違わぬ高音質だったが、愛用のCDP、CD-α717DRも決して負けてはいない。内蔵の1bitDACは一五年以上経っても音の透明感に衰えはない。「どちらの音が良いか」という贅沢な悩みににやけていると、ネットで「アイソレータ」というデジタルフィルタ(のようなもの)を見つけた。デジタルの1と0という信号をアナログノイズから切り離す回路で、まぁ、電源の必要な接続ケーブルといったところ。あれこれ見てみると、音質改善効果が高い、という方向で評判がいいようだが、あるサイトで見た完成品は、正直いって信じられないくらい高額。正気の沙汰とも思えない。

数日後、独自のアイソレータの基板と主要なICだけを頒布してくれるサイトを見つけた。ふつう、パルス発生用にコイル(トランス)を使うが、ここでは基板上に設けられたループ状パターンが空芯トランスとして機能するという「お気楽アイソ」。面白そうだ。しかもお値段は800円と激安。他のパーツを買っても2000円台で出来そうな予感。ネットでは、上記の高額アイソよりもいい、という意見も。

問題は、これまで殆ど未経験の細かいハンダ付けだが、「800円なら、もし失敗しても・・・」という良からぬ囁きが聞こえ、予備も含めて2セット購入してみた(またしても直後に売り切れ)。

しばらく後、必要なパーツを買い求め、基板への部品実装は1時間弱という、私にしては画期的スピードで完成。
大きさの比較のためつまようじを置いてみた。私の肉眼では品番すら読めない大きさのICの足や、2mm角程度のチップコンデンサなど、眼球が痙攣するくらい細かいハンダ付けに戸惑ったが、慣れれば結構出来る。

電源は、ジャンクの山から掘り出したアダプタのプラグを切り取り、デジタル入出力は映像用ケーブルを1本、適当な長さに切って直付け。

繋いだ結果、音質は、更にくっきりと輪郭が鮮明になった・・・・ような気がする・・・・かもしれない・・・・が・・・・微妙だったり・・・・。
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