大阪府庁非常識メール事件雑感

"エキセントリックなトップを持つと苦労するねぇ"などと同情する気は全くない。批判、反対意見の表明と悪口はそもそも違う。税金に対する意識が低いと指摘されることこそ、公僕として恥だと思わなければならない。もしも異論があるなら、礼を尽くした上で反論すればいいものを、無礼な字句を連ねるしか能がないとは情けない。

ネットで見る限り新聞各社の論調も、メールの主に肯定的なものは見あたらない。ただ一社を除いて。
 2日昼、職員の一人が「責任は(投資を)決断した人にある。こんな感覚の人が知事である方が恐ろしい」と返信。「愚痴はご自身のブログ等で行ってください。メールを読む時間×全職員の時間を無駄にしていることを自覚してください」とたしなめた
朝日新聞という会社では、勤務姿勢に関して社長が何かメールをよこしたら、ブログに書けとか、時間の無駄などと返信して「たしなめ」るのだろうか。

あの知事が嫌いだ、とか、反労組活動は許せない、とか思うのなら、別なステージで活動することを薦める。

寝言は寝て言え。戯れ言は自分の会社の折り込みチラシの裏にでも書いておけ。社会の木鐸は、こういう叩かれ方をするために存在するのではない。

不安

・昨夜甲府に戻りました。会津の雪もたいしたことなく、次は彼岸に帰るつもりです。

・数日ぶりに研究室に行くと、次々と仕事が沸いてきます。「今日、明日、明後日」あたりで仕上げなければならない用事が飛び込んでくると、普段なら悪態の一つもつくところですが、今日は移動の疲れが残っているのか、そんな元気もありません。今の研究室に引っ越してから、どうも良くありませんから、このへんで厄払いが必要かもしれません。

・ここ数日、イヤっていうほどspamが届きます。甲府では、自宅、研究室の双方で、メールサーバーを監視してspamを削除してくれるソフトを常駐させているので、たまに新手の変なメールが来ても対応が容易なのですが、会津ではそこまでの対策をしていないので、受信してしまった後で、一応の内容確認と手動削除に追われました。中国のサーバーに設置したサイトに誘導するリンクなんぞに引っかかるわけもありませんが、非常に不愉快です。なにか反撃手段を考えた方が良いかもしれません。


およそ政治を志すなら、せめて天下国家を論ずる気概くらい持て。せめて経世済民の意味を納得してから、景気を語れ。

財務大臣の退任は致し方あるまい。情けなくて論評する価値もない。我が国の政界に人物がいないということを痛いほど感じさせられた。

今更だが、我が国の未来に大きな不安を感じる。だが、景気対策に腐心する各国にあまねく醜態を晒した一件でかすんでしまったが、前日の16日に報道された経済財政相の発言のほうが、私にとってはもっと不安だ。

<GDP>「間違いなく戦後最悪」 与謝野経済財政相
GDP12.7%減というすさまじい現実を受けての発言だが、
景気の一層の落ち込みを防ぐため、政府・与党が大規模な追加経済対策の検討を急いでいることについては「政府は現在、09年度本予算の国会審議をいただいている。ただちに追加対策という状況にはない」と述べるにとどめた。
というくだりに愕然とした。実体経済の悪化は、不安心理が引き金になっていることをまったく無視して、よくも財政やら金融やらの閣僚を引き受ける気になるものだ。

市中に使える金が残っているうちに、その金を回す弾み車が必要だというのに、口先ばかりの「対策」を論じている無駄な時間がどれほど重大な事態をもたらすか、考えるまでもなかろう。乱暴なくらいの対策で、国民をびっくりさせなければ、現下の大恐慌から抜け出すことなどできない。間違っても「増税」を声高に主張して国民をびっくりさせてはいけないのだ。いくら正論でも、断じていけない。

これも度し難い

先月末日、法律情報ポータルサイトとして唯一無二の存在だった『ボツネタ』が閉鎖の憂き目にあってしまった。管理人である岡口基一氏はITに通じた判事として著名な方だが、先頃、『ボツネタ』のコメント欄に氏を侮辱する書き込みが現れ、それがエスカレートしてとうとう殺人予告にまで至ってしまった。犯人は捕まったが、大阪高裁判事である岡口氏は、「犯行現場」である『ボツネタ』を継続できなくなってしまったのである。

『ボツネタ』のコンテンツは岡口氏の同業の方(要するに判事さん)が引き継ぎ、『ボ2ネタ』という名称で継続することとなり、ボツネタを信頼してきた多くのユーザー同様、私も一安心といったところだが、まさに先駆者というべき岡口氏の心中いかばかりかと思う。そして、こんな「予告」の流行は御免被る。「夜討強盗偽綸旨」の頃も、今と同じような殺伐とした時代だったのだろうか。

同じようなあきれた話が繰り返されるのもイヤだが、聞いたことがないような新手が出てくるのも、この流れでは絶対に望ましくない。たとえば、
京都家裁書記官、判決偽造容疑で聴取へ 詐欺団と共謀か
こんな話、聞いたことがない。架空名義の銀行口座を潰していくのは、振り込め詐欺撲滅のために不可欠だ。犯行を失敗に終わらせ、同時に犯行グループの糧道を断ち、次の模倣犯の出現を抑止する。地味で手間がかかるが、有効な対策だ。口座が凍結されれば、犯人には手も足も出ないはずなのだが、裁判所の判決文を偽造して凍結を解除させ、まんまと金を引き出した。

偽綸旨ならぬ偽判決を作ったのは書記官らしいが、どういう経緯でこの書記官が犯行に手を染めたのか、詳細な捜査を待ちたい。つい先日も、勾留中の男に脅迫された警察官が大金を脅し取られるという、呆れ返るような事件があった。件の書記官は、弱みを握られたのか、それとも持って生まれた悪心が現れたのか。いずれにしても、流行ってほしくない出来事だ。

縁なき衆生

「言論の自由」とは有り難い。こんな駄文を書き散らす自由も、国家の行く末を左右する妄言を吐く自由も、等しく認められる、と思っている輩が多すぎはしないだろうか。地位、身分が高くなればあたかも累進課税のように、言葉に対する責任も重くなるはずなのに、この国では、首相からして言葉が軽い。

前空幕長の論文とやらも、圧倒的な不景気の前に、もう忘れられたかと思ったが、当のご本人が騒いでいた。今日の読売(甲府で宅配される)13版35面に、小さなベタ記事が載った。"ご高説"には納得できる点もないでもないが、問題の文章は全く考証不十分。だが問題は、なぜ彼が職を免ぜられたか、既に語られなくなってしまったことではなかろうか。

彼が階級章を返上し一民間人になった後なら、かつての古巣の仲間のため、国論を変えよと主張しても構わない。だが、国内で最強の実力を持つ集団の長が、政府と意見を異にすることを公言して恥じないというのは、論外だ。彼が恋い慕う旧軍においても、それは本来許されざる抗命のはずだったが、軍はやがて統帥権という化け物を操り、国を滅ぼした。「実力」と「政治」を分離しなければならないという、当然の原則に背いたことが罷免の理由だ。実力集団が自分たちの思想で政治を壟断した結果は、もはや語る必要すらなかろう。文民統制は近代国家の大原則として堅持されねばならない。

ところで今日の読売の同じ35面に、「山本五十六の直筆「遺書」や作戦書、堀元中将の孫宅から発見」という記事が載っていた。そのなかのこんな一文に目がとまった。
日独伊三国同盟締結前年の39年5月31日付の述志には、「此身滅すへし此志奪ふ可からす」(自分の身が滅びようとも自分の意志はだれも奪えない)などとつづり、三国同盟に反対の決意を表明している。
山本は「名将」と讃えられる人物だが、名将だから、日本を泥沼に引き込んだ同盟への反対だから、といって、今日の文民統制原則に照らせば許されないことだ。

今日の35面には、なかなかに深いものがあった。

囚人のジレンマゲーム

「囚人のジレンマゲーム」(よく分からない方はこの辺で。)

今朝、米下院の「金融安定化法案否決」というニュースを聞いて、こんな言葉が思い浮かんだ。大統領の与党である共和党が造反したという。親子揃って中東の砂に足をすくわれるのも愚かしい話だが、なんといっても重要なところで決断できないリーダーは、有害だ。

しかしこのエントリでは議会の対応を考えてみよう。いずこも同じだが、最適解を導くのは容易ではない。共和党の下院議員は、見えない共犯者の裏切りに脅え、ジレンマゲームよりも簡単な二択で最適解を掴まなかった。自国発の世界恐慌を恐れてくれることを全世界から期待されながら、直近の選挙で支持層から見放されることを恐れ、取り返しのつかない愚行に走ったことは、長く歴史に残るだろう。目先の選挙での支持を求め、逆にその支持層を長期的不景気、失業の嵐に突き落としたことに気づくのに、何日かかるだろうか。その間、世界の経済は何年分余計に傷つくのだろうか。自律的回復のための余力があるうちに、間違いは正されるだろうか。

国内に目を転じると、国内景気の危機的状況を知ってか知らずか、景気対策、経済対策よりも党利、党略という言葉の方が幅を利かせている。国民生活に直結する、否、死活問題とも言うべき大問題を無数に抱えたまま、実りのない巧言令色を弄し、自分と所属政党の利益に走るならば、彼らを国会に送った国民へのダメージははかり知れない。

醜い罵り合いは、国の経済が持ち直し、国民が明日に不安を抱かなくてもよくなってから、どこか絶海の孤島にでも篭って、どちらかが倒れるまで続ければよい。

最悪の解ばかり選ぶものに、国民に選ばれる資格はないのだ。

解決策は、ないなぁ

お暑うございます。体調もすっかり戻り、不埒にも月初から連食した金沢は近江町直送のうなぎのおかげで、梅雨明けから数日間、まだ夏バテしてません・・・。

うなぎといえば、最早呆れて物もいえない産地偽装。危険な食品を輸入して成長を続けた商社と、偽造した産地証明書を付けて輸入品を高値でさばく業者と、国賊比べはもう飽き飽きです。世界経済の先行き不安と、我が国政府の無策とが相まって、この夏は水銀柱と同様、諸色の高騰も真っ盛り。食料安保の確立など、真夏の世の夢よりも儚くて・・・。


毎日jpによると、
燃料高騰:漁業者救済へ対策要求決議 自民議連
だそうな。当地に来て、鮮魚は縁遠くなってしまったが、船を出しても燃料代すら稼げないのでは、誰も漁りに精を出そうとは思わないだろう。

だが、苦しいのは漁業者だけではない。エネルギーを必要とする、およそ社会のあらゆる分野が苦しんでいる。いや、エネルギー高騰の影響と無関係な分野などないのだから、少なくとも、自らの負担で物を買っている人々は総て、苦しんでいるのだ。漁業関係者に補助を出すなというのではない。苦しんでいる、助けが必要な人は、一歩永田町の外に出れば無数にいるのだ。辛抱強いことは、もはや美徳ではない。

神の見えざる手が、気まぐれに経済の風向きを変えてくれるまで、ひたすら耐えるしかないのか。バブル崩壊、消費税率引き上げのダブルパンチ以来、ずっと瀕死の国民経済が、「拡大」を唱え続けた日銀の観測の無意味さを証明してしまう方が先なのでは、と、猛暑のせいかいつも以上に悲観的にしか考えられない。

苦しいといえば、英語サイトエロ記事事件でボコボコの毎日jpも酷いことになっている。Firefoxのplugin"Ad Block"を止めても、自社広告しか表示されない。東京日日以来の名門だが、ここは、助けてやる必要はなさそうだ。

罰当たりめ!

今度は京都で不埒者が出たらしい。つい先日、熊野古道で牛馬童子が壊され、文化への下劣な攻撃に、血圧が上がるくらい怒ったばかりなのに、そんなに私を病院送りにしたい馬鹿者がいるのだろうか。

典型的な模倣犯。耳目を集めたいが人前に顔を出すほどの度胸もない卑小なクズが、長い長い時を経て息づく人々の信仰、心など一顧だにせず、薄汚い自己顕示欲のために形あるものを壊した。ものに込められた人々の心を踏みにじった。

太宰権帥として客死した菅原道真公は雷となって清涼殿を焼き、皇位簒奪をでっち上げた時平の子分共を焼き殺した。時平の落命も、菅公の祟りといわれた。その菅公の使いであるなで牛を叩き壊したのだ。天罰は自ずから重いものと知れ。

経済が、一流?

<大田経財相>もはや「経済一流」ではない 国会冒頭演説で
経済担当閣僚から、国会の冒頭でこんな発言が出たそうな。

サブプライム問題、世界同時株安、円高、原油高。過去半年の世界の、そして日本の経済情勢を言い表す縁起の悪い言葉は、枚挙に遑がない。言って詮ないことだが、太平洋の向こう側の国では、
景気対策は効果大きい=米FRB議長、民主有力議員に表明
緊急景気対策、1000億ドル規模で調整へ=米大統領、議会幹部が協議
減税実施で合意=米緊急景気対策−ブッシュ大統領と議会
(記事は総てYahoo!ニュースから)

大幅な減税、利下げ、そして大規模な財政出動。既に十二分に後手に回っているとはいえ、これを極めて短期間にやってのけようとしている。私は歴史系の研究者として、我が国の要路者からこんな発言を聞いたことがない。聞いたことがあるはずがない。過去の不景気、恐慌の数々は総て、自然の回復力で立ち直ってきている。政策めいたものは総て場当たりで、効果的な対策が立案、実行された歴史がないのだ。
 ただ、対策の中身については、戻し減税を中心とすることでは一致しているものの、「減税は実際には全額が消費に回らない」(シューマー議員)として、民主党側は「確実に支出される」(同議員)政府公共投資の盛り込みを求めている。これに対し、共和党側からは「1990年代の日本のような効果のない対策になる恐れ」(イングリッシュ下院議員)と難色を示す声も出ている。
随分痛いことを仰しゃいますな、共和党どの。

実勢の国富を遥かに超える仮想の「富」を信じて狂奔した時代はあった。それより前、国民の不断の努力が、実感として戻ってきた時代もあった。それらは金の動きが活発だった、景気が良かった、というだけのことであって、「経済」が一流だったことはないのではないか。

ここでなお、抜本的景気対策を考えず、局部的なガソリンを火種にしようというのだから、「エコノミー」を知らぬ永田町には、つける薬はなさそうだ。となれば「経世済民」など、知る筈もないか。

テレビの存在意義

先日、当地のテレビ局関係者と話をした時、「視聴者の皆さんに、2011年で今のテレビが使えなくなるって、どの程度理解していただいているか不安です」という言葉があった。

地デジへの移行は、半世紀の年月をかけて成熟、拡大したテレビという巨大な社会的システムを根底からひっくり返す大変革だが、私にはその変革の必然性が理解できない。白黒からカラーに変わった時は、既存のシステムでも色がでないだけで根本的なところで互換性は維持されていた。しかし今回は、受像機も送信システムも、全部変わってしまう。そこまでしなければならないほど地上波デジタル方式が優れているとは、どうも思えない。

世間の受け取り方も、恐らく私と大差がないのだろう。今あるテレビが壊れたのなら、新方式の受像機を買うだろうが、不都合なく使える機械をリサイクル料を払って処分し、新しく、スケールメリットが不十分なためイヤってほど高価な新機種を買う、という行動への動機を私は持たない。

2011年7月、最寄りのNHKに電話して、「地デジ対応テレビは持っていない。半年分の受信料を返せ、今すぐ返せ!」と、力強く文句を言う、というのもあり得る選択肢だ。が、当地の放送関係者は「映らない」というクレームがどれほど寄せられるか、を危惧しているという。

そんな会話をした数日後、/.
地デジチューナーを低所得者に無料配布、政府と与党が検討
という記事が載った。NIKKEI NETの記事によれば、
政府・与党はテレビの地上波がデジタル放送に全面移行するのをにらみ、低所得の高齢者世帯などへの受信機の無料配布を検討する。2011年7月に現行のアナログ放送が打ち切られると地デジに未対応のテレビは映らなくなるため、買い替えが困難な世帯に対する支援策が必要だと判断した。
とのこと。

私個人は、関係団体が英知を結集して作ったガチガチのコピーガードで、自分で見るための複製は勿論、見たくないコマーシャルのカットすらできないテレビ番組に食指は動かないし、家電業界を潤したいとも思わない。だからこのシステムの普及が進まなくても、「当然だ」としか思っていない。だが、テレビが何よりの楽しみ、といった方々もいるだろうことを考えれば、所得制限があるとはいえ無償でチューナーを配布するというのは、悪い策ではない。

ただ、目前に統一地方選が迫り、参院選も射程に入る今日、こういうことを言い出す輩を、私は好きにはなれない。

「刺客」とはなんだったのか

流れが速いasahi.comの記事だから、リンクのほかに以下に引用してみる。

「刺客に批判の資格なし」森元首相が苦言
2006年12月01日19時00分

 「次の選挙まで保証しろと言うのは小泉チルドレンの甘えだ。『刺客』にそんなことを言う資格はない」。森・元首相は1日のTBSの番組収録で、郵政民営化反対組の復党に反対している同党の新人議員らをバッサリ切り捨てた。

 森氏は、小泉前首相が新人議員に語った「政治家は使い捨てにされることを覚悟せよ」との言葉を「極めて至言だ」と評価。その上で、「刺客というのは相手をやっつけて自分が死ぬぐらいだが、自分まで助けてもらっている」と評した。

 一方、復党問題で批判を浴びる安倍首相の政権運営については、「もう一度党員に、しっかり協力してほしいと呼びかけることだ。『発言がないな』と言われるのはそういう点。若いから遠慮があるんだろう」と語った。

asahi.com:「刺客に批判の資格なし」森元首相が苦言 - 政治


郵政解散後の総選挙の際、ある種の候補者を評して用いられた「刺客」という表現を非難するエントリを書いた記憶があるが、もしかして「刺客」は、本当に刺客としての働きだけを期待されていたのだろうか。とすると、私の批判は的外れということになる。だが、もしも「この選挙区のこの候補を潰せ」という密命を達成するためだけに選挙を戦ったとしたら、それは有権者を愚弄する以外のなにものでもない。

引用部の第2段落に見える「政治家は使い捨てにされることを覚悟せよ」との言葉は、「候補者は政党に使い捨てられる」ではなく「政治家は国民に使い捨てられる」という文脈から出ているというし、結局はいつもの「迷言」として誰の記憶にも残らないのだろう。ただ、こんな発言を見るにつけ、「No投票制」導入が急務だ、と考えるのは私だけだろうか。
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