2006.12.03 日曜日 20:51
「刺客」とはなんだったのか
流れが速いasahi.comの記事だから、リンクのほかに以下に引用してみる。
郵政解散後の総選挙の際、ある種の候補者を評して用いられた「刺客」という表現を非難するエントリを書いた記憶があるが、もしかして「刺客」は、本当に刺客としての働きだけを期待されていたのだろうか。とすると、私の批判は的外れということになる。だが、もしも「この選挙区のこの候補を潰せ」という密命を達成するためだけに選挙を戦ったとしたら、それは有権者を愚弄する以外のなにものでもない。
引用部の第2段落に見える「政治家は使い捨てにされることを覚悟せよ」との言葉は、「候補者は政党に使い捨てられる」ではなく「政治家は国民に使い捨てられる」という文脈から出ているというし、結局はいつもの「迷言」として誰の記憶にも残らないのだろう。ただ、こんな発言を見るにつけ、「No投票制」導入が急務だ、と考えるのは私だけだろうか。
「刺客に批判の資格なし」森元首相が苦言
2006年12月01日19時00分
「次の選挙まで保証しろと言うのは小泉チルドレンの甘えだ。『刺客』にそんなことを言う資格はない」。森・元首相は1日のTBSの番組収録で、郵政民営化反対組の復党に反対している同党の新人議員らをバッサリ切り捨てた。
森氏は、小泉前首相が新人議員に語った「政治家は使い捨てにされることを覚悟せよ」との言葉を「極めて至言だ」と評価。その上で、「刺客というのは相手をやっつけて自分が死ぬぐらいだが、自分まで助けてもらっている」と評した。
一方、復党問題で批判を浴びる安倍首相の政権運営については、「もう一度党員に、しっかり協力してほしいと呼びかけることだ。『発言がないな』と言われるのはそういう点。若いから遠慮があるんだろう」と語った。
asahi.com:「刺客に批判の資格なし」森元首相が苦言 - 政治
郵政解散後の総選挙の際、ある種の候補者を評して用いられた「刺客」という表現を非難するエントリを書いた記憶があるが、もしかして「刺客」は、本当に刺客としての働きだけを期待されていたのだろうか。とすると、私の批判は的外れということになる。だが、もしも「この選挙区のこの候補を潰せ」という密命を達成するためだけに選挙を戦ったとしたら、それは有権者を愚弄する以外のなにものでもない。
引用部の第2段落に見える「政治家は使い捨てにされることを覚悟せよ」との言葉は、「候補者は政党に使い捨てられる」ではなく「政治家は国民に使い捨てられる」という文脈から出ているというし、結局はいつもの「迷言」として誰の記憶にも残らないのだろう。ただ、こんな発言を見るにつけ、「No投票制」導入が急務だ、と考えるのは私だけだろうか。
comments
とはいえ、保身優先の先生方はまず発案しないでしょう。
あと議員の年金制度も何とかしてほしいですね。
批判ばかりでは何も産み出さないが、批判がなければ社会の進歩はない、と信じて、近いうちにまた批判記事をアップするつもりだ。またよろしく。