恐ろしく静かな大晦日

30日夕方から降り始めた雪は、朝までに50センチ以上も積もり、除雪施設ある幹線道路以外は、RVじゃなければ身動きもできないような有り様。そのため交通量が極端に少なく、田舎町は静まりかえっている。大掃除の仕上げを、と思っていたのだが、朝から雪かきに追われ、家の中まで手が回らない。家の丑寅に古いお稲荷さんの祠があり、正月はお供え物をしなければならないが、雪のせいで近寄ることもままならない。スコップを片手に数時間かけて産道を切り開き、祠の雪を払うともうくたくた。

日常と変わらないのは猫たち。特に長毛の四女は新雪の上を歩き回り、体中に雪を着けてご帰宅。そのまま室内を駆け巡り、そりゃもう大騒ぎ。こいつのおかげで、家中が沈黙する事態を回避しているのだが、落としていく雪の始末は難儀この上ない。

例年以上にお手軽な掃除を済ませ、ベーム、ウィーン・フィルが70年に入れた第九を聴く。これで年内の行事はほぼ終了。夏以来、体力の衰えを感じた年だったが、このディスクで気力だけでも取り戻し、新しい年を迎えたい。

今年もお世話になりました。どうぞよい年をお迎え下さい>各位

極寒

帰った翌朝は、8時でもまだ氷点下3度。父を連れて年末の挨拶回りに出掛けるが、凍結した路面で通常の倍以上、時間がかかる。

29日朝は氷点下5度。病院に行く予定だった母の車は、低温のためバッテリーが弱り、ピクリとも動かない。結局、私が病院まで3往復する。大きくて力のある車で良かったと思う。

土木用のスコップで、雪かきならぬ氷かき。家の前には融雪のため流した水が、厚さ3センチの氷に。

床暖のある居間で一息入れていると、猫達が代る代るやってくる。写真は次女。この天候では身動きも出来ないので、否応なく静かな正月になりそうだ。

年末の帰省

強風の止まない北陸道、磐越道を走りぬけ、無事会津に帰着。高速では予想できない悪路に何度か恐い思いもしたが、轍に逆らわないという雪道の基本を守り、普段より若干遅くなっただけですんだ。だが、高速を下りると加賀とは比べ物にならないほど寒い。凍結した路面で何度かABSが働く。

両親、猫5匹はそれなりに息災で一安心。

食後、日テレの『河合継之助』を観た。勘三郎は実にいい。勘太郎、七之助が若々しい演技を見せると、三津五郎や獅童が要所を締めるなど、マゲものにはやはり歌舞伎役者がいいと思わざるを得ない。というか、「視聴率のためにアイドルタレントを並べるな、国営放送」といいたい。我が会津の秋月悌次郎や佐川官兵衛が少々軽く描かれていたのが気に入らないが、素早い展開でありながら単なる教科書的描写に陥らず、継之助の人間像をよく活写していたと思う。今年一番の時代劇だった。

明日からは家の周りの除雪やら、年末の親戚回りやらで忙しくなる。

雪ネタは嫌いだ

14日から続く寒波。今年は「暖冬」の予報を3度も聞いてしまったから、絶対に寒いと確信していたが、これほどまでとは。

交通の断続的マヒ

 飛行機、電車、道路が断続的に切れている。そのため、年末の上京を断念する羽目になってしまった。陸路上京を試み、一日かけて引き返したなんて笑えない話も聞こえて来る。宅配便の配達日数も読めない状態が続いている。

生鮮品が高い

 近郊野菜は、収穫そのものが困難なのか、極度の品薄。近県から運ばれて来る野菜類も、我が国の税金と見紛う程の急騰ぶりを見せている。ブロッコリ一株350円では、いくら家計センスゼロでも躊躇する。時期的に需要が高まるイチゴ、仲卸で一パック1000円を越えているとか。

名物ズワイガニは

 地物なんて、探すのが難儀なくらい少ない。強風で出漁できず、必然的に漁獲が激減しているという。近江町市場には、観光客向けカニ屋を中心に数を揃えるところもあるが、殆どがロシアからの輸入品。歳暮に使うことも、自宅でにんまりすることも不可能。

街の風景

 車で外出する時、マンションの前の路地から大通りに出るのに、激しい段差を踏み越え、テールを滑らせ逆ハンを当てる、という、非現実的なドライビングテクを要求され続けた。だが幸いにも交通量が少なく、大渋滞に巻かれることだけは、まだない。
 郊外の大学へと進んでいくと、街並から色がなくなっていく。派手な看板も横殴りの吹雪の後は真っ白で、これだけは歓迎する。
 最近増えて来たLED式信号機は、発熱量が少ないのか、ガラス面まで雪が付着し、光らなければ絶対に色が分からない。

まだ冬は序の口だというのに、もう疲労困憊。雪の降らない所に移住したいと、しみじみ思う。


大規模ポートスキャンの危険

ネットネタばかりですが・・・、

警察庁が、「TCP1025番ポートに対するアクセスの増加について(12/9)」との警告を発しています。主として中国から、トロイの木馬などの不正アクセスプログラムに利用される可能性のあるTCP1025番ポートへのスキャンと思しきアクセスが、ここ数日急増しているようです。拙宅のルータログにも記録が出始めています。

OSのアップデートを適切に実行するとともに、Firewallソフトの常駐を強くお薦めします>各位

更にスパム対策

トラックバックスパムを打つSpammerは、検索サイトの表示結果をスクリプトに読ませ、実際にはページを表示することなく、自動処理で宣伝文句やエロサイトのURLを投込んできます。そこで問題なのは、決してシェアが高いとはいえないブログプログラムのTBコマンドを打ち込める、ということ。調べてみると、検索サイトによっては、生成されたhtmlだけでなく、cgiスクリプトのURLまで表示しているのです。これがある意味、諸悪の根源です。

そこで、これまでの対策に加え、検索サイトのクローラを規制するようファイルを置き、最終的にcgiも変更しました。

このため、検索サイトのリンクからは「404」が返されることがあるかもしれませんが、そのうち、解消されると思いますので気長にお待ちいただくか、このブログに設置した検索窓をご利用下さい。>見に来て下さる各位

今年最後?の音楽活動

定期演奏会の一月くらい前のことだったか、ぺルプで参加してくれるOG(元主席クラリネット奏者)が来室した。付き合っていたOB(元主席トランペット奏者)と挙式の運びとなった、との報告である。実に目出度い。で、12月17日の披露宴で、新郎と仲間たちが演奏をしたいので、クラシックを1曲、彼らの編成に合うように編曲してほしい、と頼まれた。昨年も一度、OGの頼みを受け、祝儀として編曲を書いたことがある。このときは苦手なポップスのピアノ譜を渡され、25人編成の吹奏楽を書くのに何ヶ月もかかったが、いずれにせよ断る理由はない。しかし困ったことに、曲を決めていないという。何度かやりとりしたが、結局、曲のチョイスまでこちらですることになってしまった。

編成は、TP 4、Hn 1、TB 4、Tu 1に打楽器1という、往年のフィリップジョーンズ・ブラスアンサンブルさながら。メンバーの何人かはよく知っているOBで、技量はセミプロ以上。ならば、と、目出度さを前面に押し出して「フィガロの結婚」序曲を編曲し始め、八割方できたところで悩んでしまった。難しすぎる。編成の都合で中低音の運動性が低いため、細かい音の動きを書き込めないのである。書くには書いたが、これを吹こうと思ったら、1ヶ月以上は練習が必要だろう。だが、そんな時間はない。曲を変えなければダメか、と思い定めたのが先週の末。

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Spam対策実施中

定期演奏会以来、テンションが低くてしょうがない。講義を終えて研究室に戻るともうぐったり。

ところで先日来、海外からのしつこいTB Spamとイタチごっこを続けていたが、対策が功を奏したらしく、連戦連勝状態である。最初に到来したTB Spamはbtnaccess.netからのもので、エロサイトに転送するhpへの誘導を試みていた。リファラから広告収入でも狙っているのだろうが、自分のブログでその手の馬鹿を儲けさせるつもりなどさらさらない。こいつは世界各地のproxyを転々と変えながらSpamを投げていたが、本来のIPはしっかり記録させて頂いた。

また今夜、7時半ころから80回連続して睡眠薬の宣伝を打ち込んで来たバカがいる。接続元IPは81.177.3.211。blogスクリプトに組み込んだプラグインに加え、スクリプト全体をラップするアクセス制限システムが完全にブロックした。

この大勝利をきっかけに1週間の低迷を脱することができれば、もっけの幸いである。

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