2005.02.28 月曜日 21:14
あのメガネ事件から、約10日間の怒濤の日々が終った。
今日は朝から研究室にこもり、低いうめき声を響かせながらキーボードを叩いていたが、昼少し前にF嬢、続いてO嬢が陣中見舞に来てくれた。昼食とおやつのケーキで元気百倍!。つくづく、良い学生に恵まれたと思うことしきり。
二人に使い散らした本を片づけてもらい、一服していると、自然と肩揉みタイムに。ありがたやありがたや。
今夜は穏やかに、ここ一月ほど散発的に挑んでいる平家物語の読み直しに時間をさけそうだ。
2005.02.20 日曜日 21:08
木曜の朝、洗面所で顔を洗い、眼鏡をかけようとしたとき、「ポキッ」と嫌な音がした。4年近く使って来た眼鏡のツルが、持ち主の精神に負けないくらい疲労して、遂に、そのあまりにも数奇な生涯(?!)を終えた瞬間であった・・・。って、ボケてどうする!。急ぎの書き物を始めようとした矢先だし、そもそも今日はどうやって車を運転するんだ〜!。
それからの騒動、特にその日の夕方の、身の凍るような黄昏時ドライブ in 金沢なんて話は一切忘却の彼方に流し去り、不自由をかこちつつキーボードを打ち疲れた今日の夕方、眼鏡店で無理を言いまくって急いでもらった新しい眼鏡を受け取ってきた。「最近のはやり」とかで、レンズ部分は更に小さい。その分とても軽い。が、目とレンズの中心が少しでもずれると、像のゆがみが極端で気分が悪い。あれこれあれこれ・・・・・、言っているより、こんな感じです。

眼鏡店の担当さんは、このフレームを「知的な感じです」と言っていた。

知的ねぇ。
いずれにしても、遅めのインフルエンザ流行の最中、この懐の寒さはキツい。誰がなんといってもキツくて寒い。
2005.02.16 水曜日 22:14
新聞によると、妻に無断で離婚届を提出し別の女性と結婚した男が、重婚などの罪で有罪判決を受けた。
ソース
戸籍制度が確立したため、重ねて婚姻しようとしても婚姻届は受理されない。例えば、複数の役場に別々の婚姻届を提出することは可能だが、戸籍の記載を行う段階で、後婚の分はハネられてしまう。従って重婚罪は事実上空文となっていたのだが、まさか公正証書原本等不実記載の罪を犯した上で、この罪をやらかす輩が現われるとは、想像もしなかった。本件では、離婚届が虚偽であり離婚は成立していない。しかし虚偽であることが発覚するまで、男は形式上独身ということになり、次の婚姻届が受理された。
別の女性と結婚するためには妻と離婚しなければならない、という単純な事実のみを知っていた男が、歴史に残る判例を作ってしまったわけだ。
近日中に、暇を見て「最後の重婚罪」について調べてみよう。
2005.02.15 火曜日 22:57
今日はO君が来ると聞いていたが、M嬢を伴って来室。M嬢、現在の仕事で随分悩んでいる。真剣に仕事に取り組んでいるのはよくわかるが、それで体を壊してしまっては元も子もないというもの。普通は「しっかり働け」と意見するのだが、M嬢にはその逆の意見。分かってくれたらいいのだが。
少し遅れてF嬢も来室。で、4人でうどん屋さんに。すると、久しぶりの新メニューが登場しているじゃないか。おばちゃん曰く「美味しいよ〜」。そりゃ、この店で出すんだから美味しいでしょうね。食べようと思っていたメニューとどちらにするか、2秒迷って、両方食べることに。新メニューは「カレーうどん」。何故だろう。何処のうどん屋、そば屋に行っても、「カレー」は美味い。で、ここの「カレーうどん」も立派な出来。「かけ」の出汁にカレーをかけるのが一般的かと思っていたが、ここはシンプルな、いかにも日本的なカレーのみ。これがまた美味い。外の気温を基準に何を食べるか変えていたのだが、この新メニューはこの基準では選べない。昼食に悩みが一つ。
O君から、とあるアクション映画のDVDを預かり、劇中で流れる旋律を着メロに仕立てる約束。十重二十重に著作権がからまってるからここで公開することはできないけど、近日中には彼の携帯の呼出音になるはず。
2005.02.13 日曜日 22:20
予定通り加賀に戻った。帰省中最大の懸案は四日目に解決し、後はひたすら雪かきに専念。居間のガラス窓を脅かす、軒から落ちた雪の処理が中心だったが、何せ深さ1m以上。これを幅1m、全長10mに渡って片づけていくのは、現在の体力では拷問に等しい。おまけに連日真冬日で、手袋の中で指先がかじかみ、耳は冷え過ぎて痛みが先に立つ有り様。数日かけて作業を終えたが、後には深刻な腰痛が。
おぉい、F、何喰いたい?
2005.02.05 土曜日 21:33
明日から1週間ほど、郷里会津に戻る。雪はあいかわらず降り続いているようだが、寒波の峠は越えたと解釈して北へ400Kmのドライブ。でも「日本海の風になった」とだけは言われたくないから、それなりの装備と安全運転で行くことにしよう。臨時に帰省する理由は、ご存じの向きはご存じのはず。
昨日までに、さしあたり締切のある校務は前倒しして片づけ、留守中の必要事項は各所に依頼しておいたのだが、さて、無事に過ぎてくれるか。
実家はブロードバンドなどとは全く無縁の田舎だから、このブログの更新も間遠くなる予定。
2005.02.03 木曜日 23:04
「耳を揃えて」という言葉がある。決して札束をきれいに揃えるという意味ではない。江戸時代、小判の縁を削って両替屋で換金する輩がいた。金だから少量ずつでもやがては大きな額になる。削られた小判の方は、というと、市中では1枚1両で流通することが可能だが、両替屋に行くと、秤量貨幣として目方が計られ、重さで価値が変わる。だから、「縁の削られていない規定通りの目方の」というのが「耳を・・・」の意味になる。かつて10円玉の縁にギザギザがあったのも、削り取りを防止するためだ。
偽造500円玉が大量に流通しているらしい。報道で見る限り、あまり精巧とはいえないが、それなりの型を作り、目方を計った地金を打ち出して作っているようだ。日本国内では到底割りに合わない仕事だから、おそらくはアジアのどこかの国で作られているのだろう。世界でもっとも高額な硬貨だから、狙われても不思議はない。
金融機関では当面、特にATMで硬貨の使用を制限することになるだろう。窓口でも相当に警戒して処理が行われるのは必至だ。通貨は国の信用そのものだから、偽金を根絶するために厳しく事に当たるのは当たり前なのだが、ちょっと困ったこともある。かなりの数が溜まっている私の500円玉貯金、どうしよう。
去年は400枚を一気に窓口に持ち込み、一眼デジカメの支払いにあてた。だが今、100枚単位で金融機関に持って行くのは、かなり危ない。新しい三脚を買いたかったのだが・・・。
2005.02.02 水曜日 21:34
昼過ぎ、馴染みのパソコンショップに駆け込んだ。
私「こんにちは!」
店長「どうも、お久しぶりです!。今日は?」
私「ハードディスクください!」
って、魚買いに行ったんじゃないんだから、もうちょっと何とかならんかな、自分のセンス。
店長「ありゃ、やっちゃいました?」
私「研究室のメインマシンなんだけど、昨日から『遅延書き込みエラー』頻発で。ライトバックキャッシュをディスエイブルしたくてもグレーアウトしてるし」
店長「あちゃ〜、ダメですね」
私「ドライブ自体かRAIDコントローラー廻りの故障か、どっちにしてもデータを救出できないとね。この時期だから」
店長「そりゃ恐ろしいですね。どんなタイプにします?」
私「IDEに遅いドライブを3本繋いでいるから、SATAに逃げようかと思うんですけど」
店長(ショーケースの中のあるドライブを指さしながら)「じゃあ、このへんでも持ってきますか?」
私「そうしましょう。RAIDは懲りたから1台貰って行きます。それとシリアル用の電源分岐ケーブルも」
店長「こっちです」
自分が文科系の研究者、しかも明治時代の刑法が専門だなんて、夢に違いないと思える数分間。
研究室に取って返し、マシンを開き、ケーブルを引き回し、BIOSでRAIDを殺し、WINDOWSのインストを始めようかという時、現在のゼミの原形を作った偉大なOG、N嬢(旧姓)が、久し振りに来室。彼女、わざわざ内祝いを届けに来てくれたんだけど、寸刻を争う修復作業中でちゃんとしたもてなしもできず。近いうちに飯でもおごるから勘弁な。
マシンは何の問題もなくSATAから起動。今にも御隠れになりそうなRAIDアレイを起してデータ救出。IMEやら普段使いのアプリやらを入れて、時計を見るともう8時近く。帰宅途中に四輪ドリフトは嫌だな。
2005.02.01 火曜日 23:18
昨年ほどではないが、強い寒波が来たようだ。当地は風と低温が専らで、大雪というほどの降雪はない。が、道路の状況は例年通り最悪。深い轍やキャタピラの跡がそこら中に広がり、運転しにくいことといったら。ちょっと強めにブレーキを踏むとすぐにABSが効いてしまう。そうなるともう制動は効かないから、運を天に任せるということになりかねない。車のハイテク化も善し悪しである。
ところで、新聞の広告で「実録鬼嫁日記」なる本を見た。人気のブログが本になったという。昨年の「電車男」と同様、ネット社会が産み出した新しい社会現象といえよう。ブログも見てみたが、確かに面白い。ブログって、金になるんだ・・・、文才があれば。
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