2005.02.03 木曜日 23:04
寳貨偽造
「耳を揃えて」という言葉がある。決して札束をきれいに揃えるという意味ではない。江戸時代、小判の縁を削って両替屋で換金する輩がいた。金だから少量ずつでもやがては大きな額になる。削られた小判の方は、というと、市中では1枚1両で流通することが可能だが、両替屋に行くと、秤量貨幣として目方が計られ、重さで価値が変わる。だから、「縁の削られていない規定通りの目方の」というのが「耳を・・・」の意味になる。かつて10円玉の縁にギザギザがあったのも、削り取りを防止するためだ。
偽造500円玉が大量に流通しているらしい。報道で見る限り、あまり精巧とはいえないが、それなりの型を作り、目方を計った地金を打ち出して作っているようだ。日本国内では到底割りに合わない仕事だから、おそらくはアジアのどこかの国で作られているのだろう。世界でもっとも高額な硬貨だから、狙われても不思議はない。
金融機関では当面、特にATMで硬貨の使用を制限することになるだろう。窓口でも相当に警戒して処理が行われるのは必至だ。通貨は国の信用そのものだから、偽金を根絶するために厳しく事に当たるのは当たり前なのだが、ちょっと困ったこともある。かなりの数が溜まっている私の500円玉貯金、どうしよう。
去年は400枚を一気に窓口に持ち込み、一眼デジカメの支払いにあてた。だが今、100枚単位で金融機関に持って行くのは、かなり危ない。新しい三脚を買いたかったのだが・・・。
偽造500円玉が大量に流通しているらしい。報道で見る限り、あまり精巧とはいえないが、それなりの型を作り、目方を計った地金を打ち出して作っているようだ。日本国内では到底割りに合わない仕事だから、おそらくはアジアのどこかの国で作られているのだろう。世界でもっとも高額な硬貨だから、狙われても不思議はない。
金融機関では当面、特にATMで硬貨の使用を制限することになるだろう。窓口でも相当に警戒して処理が行われるのは必至だ。通貨は国の信用そのものだから、偽金を根絶するために厳しく事に当たるのは当たり前なのだが、ちょっと困ったこともある。かなりの数が溜まっている私の500円玉貯金、どうしよう。
去年は400枚を一気に窓口に持ち込み、一眼デジカメの支払いにあてた。だが今、100枚単位で金融機関に持って行くのは、かなり危ない。新しい三脚を買いたかったのだが・・・。
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