戻りました

冗談抜きで体感気温が20℃くらい低そうな会津に戻りました。諸々のミッションが遺漏なく片付いたかどうか、いささか不安ではありますが、老母への孝養を大義名分に引き上げを敢行した次第。東京駅の大丸で土産物を買い込み、東北新幹線、途中の待ち合わせ長過ぎ、利便性無視ダイヤの磐越西線で喜多方に。実家の周辺には雪はありませんが、「音の出る暖房機」程度では到底凌げない、厳しい東北の冬が待ち受けていました。

老母はやや風邪気味のようですが、自律的に食事もしていますし、さしあたり心配はないようです。母が比較的元気に暮らしていけるのは、猫達の存在があるから。安売りのキャットフードは勿論のこと、歯が弱く、ドライフードを食べられない三女のための魚を求めて動き回ることが、体力維持に効果を上げています。そんな母の前に、キジ虎の子猫が現れたのは一月ほど前。うちの猫達の餌を食べ、その日から室内で寝てしまう図々しさに、これ以上猫は増やさない、と口癖のように言い続けた母も毒気を抜かれたようです。何より、この子は見た目が非常に良く、猫好きなら、決して寒空の下に放り出したり出来ないような愛くるしさで、瞬時に当家五女(6番目)の地位をかじり取ってしまいました。

ただ問題は名前でした。母にはネーミングセンスが欠落しており、現在の5匹は、「2音節」「奇数番めはあ段、偶数番めはう段の連続」という構造が、あくまで偶然に成立しています。そして今回は、過去に2度使われたことのある名跡(?)「ちー(ちび)」になりそうな気配でした。

姿を見ることができず、電話越しに母の言葉で様子を想像するだけの私は、敢えて積極的に意見を述べることはしませんでした。でも今日、この子の姿を見て、ふわふわの猫毛を存分に触って、安易なネーミングは不可と断然決意し、予て好ましいと思っていた「ちょっと和風」の名前を付けることにしました。キジ縞模様はよもぎとも呼ばれますから、かなり強引に「よもぎ」で決定です。ついでに「次の子が来たら『つくし』」と言っておきました。「よもぎ」と「つくし」でピンと来た方は、相当の「通」とお見受けします。

デジイチのストロボに迷惑そうな「よもぎ」です。どうぞお見知りおきを。
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