会津写真だより

今回の帰省は、悲しいくらい天候に見放された。お中日を過ぎれば、という期待は淡雪よりもはかなく、リアルな雪の下敷きに。思うように外出できない猫たちは、暖房の効いた居間で、ひねもすのたりのたり。
野生はどこにお前たち、肉食動物としての本能はどこへやったんだ?

2階自室の窓から見下ろすと、次女が丸くなっている。寒さが伝わってくるような格好。
冬の猫

休みも終り近くなって、ようやくお日様と対面。鉢植えの南天の実が、なんともいえない色を見せる。
南天「南天の実の 赫赫と萌え 遅き春」

春の帰省の楽しみは、ふきのとうと福寿草。ふきのとうは、味噌にして食し、福寿草は肌寒い風に立って眺める。まだ力弱い春の光を受けて開いた福寿草の淡い黄色が、たとえようもない風情をかもし出す。
福寿草「長き冬を 耐えて忍びし 陋屋に 難ぞ転じて 福となれかし」
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