すこし春めいて

ナローバンドしかないからまとめ書き。

23日。時折、雨だか雪だかわからないものが降る肌寒い日。でも西の空が明るくなってきたのを見て、雪囲いの撤去を強行する。長年、父が丹精してきた鉢植えが数十もあるため、結構な量の材木が組み合わされていて、撤去には力とコツが必要。ひと冬の間、陽の光を見ずにいた力ない緑の中で、南天の実の赤さが印象的。

24日。朝は猛烈に冷え込んだが、今回の帰省で初めての晴れ。日差しが強くなってきた。放送局に勤めるOGからメールで、「差し止めの判決が出ました」。思わず「嘘!」と声を出し、母親が怪訝な顔をする。

父を病院に送り届け、迎えに行くまでの時間で、愛車を洗い、北陸道で集めまくった虫をようやく落とす。続けて母の車のタイヤを交換。家には父が買い集めた道具類が揃っているので、作業は至って楽。コンプレッサにトルクレンチをつなぎ、油圧ジャッキで車体を持ち上げれば、15分で作業は完了。空気圧を調べ、ちょっと足しておくか、と思ったところで、どこからかエアーの吹き出す音が。音の出どころを探すと、何とホースが裂けている!。タイヤの取り付けが済んだ後だったからいいようなものの、無理やりの応急処置を施し、時間ぎりぎりで空気圧調整完了。

25日。朝から風も穏やかな晴天。まずは新聞で、昨日の金沢地裁判決の記事を読む。原告に比して、被告の弁論が不十分だったのではないか、と、ふと思う。重大なトラブルがあったわけでもないのに原発の運転を差し止めるなどという判決は、およそ聞いたことがない。

のんびり出来る最後の日だが、未処理のミッションを一つずつ片づけ、合間にようやく開いた福寿草や、南天の鮮やかな赤い実を写真に収める。2Lサイズにプリントして父に見せると、自分もやってみたいというので、夕方から小型のデジカメとプリンタの使い方をレクチャー。子供のころ、仮設の暗室で、父からモノクロの引き伸ばしを教わったことを思い出しながら、ボタンを押す順番を何度も繰り返して説明する。

明日は金沢に戻る。
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