ご報告(その2)&続・名残の宴

お誘いをいただくことが多くなりました。先週土曜と今週月曜も、有り難くお呼ばれしてきました。土曜はブラスの卒業生が、海沿いの有名な寿司屋に招待してくれて、それはそれは立派な寿司をたっぷりとご馳走になりました。彼の在学中の思い出話などに花を咲かせていると、「OBを集めて演奏しましょう」という考えただけでも楽しそうな提案が。ハードルがたくさんありそうですが、是非とも実現させたいものです。

月曜は、長い間お世話になった大先生のお招きで、金沢らしい和食をいただきました。いまのところあと3回、楽しい席に出ることができそうです。

先日、10年以上のお付き合いになった書店の営業さんに、最後の注文をしました。その折、「随分長いお付き合いなのに、カレンダー一本はおろか、手拭い一本貰ったことがないよね」などと談笑したのですが、昨日、彼が社名を染め抜いた手拭いを持ってきてくれました。洒落がわかる営業さん、面倒な注文も迅速に対応していただけて、本当に助かりました。新任地でも貴方のような営業さんに担当していただきたいものです。

よんどころない事情で、明日から会津の実家に帰ります。卒業式の準備も、研究室と自宅の引越準備も放り出して、1週間留守にします。戻ってから、どんな修羅場が待っているか、想像したくありません。戻ってから出校できるのは6日間だけ。大丈夫だろうか・・・・。

3月21日、金沢を去ります。

ご報告(多分)1

春からの新生活に向けての準備が進みつつあります。研究室にはOG会幹部にして新婚のM夫人とそのご主人のご厚意で、大量の段ボール箱が運び込まれました。詰めて運んで、という重労働はまだ先ですが、移転という大イベントがにわかに現実味を増した感じがします。

今日は新居を決めました。拠点が定まって、はっきりと一歩前進です。

客間確保。宿泊可能。対面式キッチンゲット>関係者

テレビの存在意義

先日、当地のテレビ局関係者と話をした時、「視聴者の皆さんに、2011年で今のテレビが使えなくなるって、どの程度理解していただいているか不安です」という言葉があった。

地デジへの移行は、半世紀の年月をかけて成熟、拡大したテレビという巨大な社会的システムを根底からひっくり返す大変革だが、私にはその変革の必然性が理解できない。白黒からカラーに変わった時は、既存のシステムでも色がでないだけで根本的なところで互換性は維持されていた。しかし今回は、受像機も送信システムも、全部変わってしまう。そこまでしなければならないほど地上波デジタル方式が優れているとは、どうも思えない。

世間の受け取り方も、恐らく私と大差がないのだろう。今あるテレビが壊れたのなら、新方式の受像機を買うだろうが、不都合なく使える機械をリサイクル料を払って処分し、新しく、スケールメリットが不十分なためイヤってほど高価な新機種を買う、という行動への動機を私は持たない。

2011年7月、最寄りのNHKに電話して、「地デジ対応テレビは持っていない。半年分の受信料を返せ、今すぐ返せ!」と、力強く文句を言う、というのもあり得る選択肢だ。が、当地の放送関係者は「映らない」というクレームがどれほど寄せられるか、を危惧しているという。

そんな会話をした数日後、/.
地デジチューナーを低所得者に無料配布、政府と与党が検討
という記事が載った。NIKKEI NETの記事によれば、
政府・与党はテレビの地上波がデジタル放送に全面移行するのをにらみ、低所得の高齢者世帯などへの受信機の無料配布を検討する。2011年7月に現行のアナログ放送が打ち切られると地デジに未対応のテレビは映らなくなるため、買い替えが困難な世帯に対する支援策が必要だと判断した。
とのこと。

私個人は、関係団体が英知を結集して作ったガチガチのコピーガードで、自分で見るための複製は勿論、見たくないコマーシャルのカットすらできないテレビ番組に食指は動かないし、家電業界を潤したいとも思わない。だからこのシステムの普及が進まなくても、「当然だ」としか思っていない。だが、テレビが何よりの楽しみ、といった方々もいるだろうことを考えれば、所得制限があるとはいえ無償でチューナーを配布するというのは、悪い策ではない。

ただ、目前に統一地方選が迫り、参院選も射程に入る今日、こういうことを言い出す輩を、私は好きにはなれない。

名残の宴

最後の音楽活動はまだ続いています。卒業式のオープニングに使う「謝肉祭序曲」は、部員諸君を恐怖のどん底に突き落としたようで、ここまでは予定通りなのですが、謝恩会で、部員諸君と共にする最後の「音楽の時間」に使うJ-POPがなかなか書けません。この曲、二〇年前のリメイクがちょっと流行って、懐かしいと思い私がリクエストしてしまったもので、まさか楽譜が出ていないなんて思いませんでした。

でも残すところあと1ヶ月半。正味40日で自宅と研究室を撤収するのかと思うと、現実逃避以外の解決策が見つかりません。

このブログではまだ書いていませんでしたが、私は本年3月で、14年間勤めた現任校を退職し、4月より関東近県の私大法学部に移籍します。この14年間、本当にいろいろなことがありました。でも今は、同僚諸賢、学生・卒業生諸君、お世話になった方々との思い出が一気に去来し、収拾がつきません。

2月6日には、正規の最後のゼミ生となった卒業生と夕食、10日11日には最強のOG会主催の温泉旅行で、時の移るのも忘れて語り合いました。16日も卒業生と夕食、そして17日には、ゼミ一期生のご招待を受け、10年の時を忘れる楽しい会話と絶品の和食を、心ゆくまで楽しみました。合間には、現任校と退職関係書類のやり取りも始まっています。

これから転居先の確定、引っ越しの手配、そして大量の荷物の処置など、目が回りそうな忙しさが待っています。しかも3月頭には全く予定外の会津行きが。非常にタイトなスケジュールで、一気にいろいろな用務を片付けるためには、これまで以上に多くの方々のご助力を仰がなければなりません。さしあたり、蔵書整理と箱詰めなどを請け負ってくれるOBOG諸君には、近日中に連絡を入れる予定です。
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