2005.08.11 木曜日 19:58
疲れが後から来るのは歳をとった証拠だと分かっていても、その現実を認めたくないときがある。これから数時間ドライブして、会津まで戻るのだから、疲れている、眠い、なんてことは絶対に禁句。
でも今回はキツかった。あらかじめ土産などあれこれ用意していたのだが、いくつか鞄に入れるのを忘れるし、気がついても工事車両と資材でガシャガシャの駐車場に戻るのは御免だし。「ままよ!」と走り出すと、夏休みの真ん中だというのに北陸道はガラガラで、刺激の少なさにつけ込むように迫り来る睡魔・・・。
生きて会津に帰り着けたことを、天神地祇に感謝。
2005.08.10 水曜日 20:43
自宅マンションが改装工事を始めていた。建物をぐるり取り囲む足場とブルーシート。これじゃあ、うっかり窓も開けられないじゃないか。当然のごとく室内はサウナ。窓を開ければ足場と鉄骨。かなり嫌かも。
駐車スペースにも資材が山積み。擦らないように気をつけて本務校へ。静かにデスクワークをこなし、疲れた身体を引きずって帰宅すると、窓を開けておけない部屋は、やはりサウナ。水風呂の用意のないサウナは嫌いだ・・・。疲れ倍増。
2005.08.09 火曜日 17:44
昨日の講義、終講の挨拶に温かい拍手を頂き、一夜あけての試験。
みなさん大変に苦労されているようで、『やはり講義が下手だった』、『内容が多すぎた』、『教材の使い方に難があった』、といった理由を考えつつ1時間を過ごす。
試験終了後、連日一服しに通った喫煙コーナーに行くと、もはや顔なじみの「喫煙者同盟」の面々が。みなさんとの一服と会話は、暑さと疲労とですぐに動きが悪くなる脳味噌のギアを入れ換える、とても貴重な時間でした。ありがとう。まだまだ大変だろうけど、最後まで頑張り通してください。
終了後、お世話になった事務の方々に挨拶して、一路空港へ。
明日は本務校に出なければ・・・。
2005.08.07 日曜日 22:10
連日昼食を共にしてくれる畏友S君、夕食に付き合ってくれる友人諸賢に感謝しつつ、5日間講義して、いくらかペースがつかめてきた。仕上げの準備もほぼ出来て、穏やかに日曜日を迎えた。
が、暑い。暑すぎる。根っからの寒冷地仕様人間としては、この暑さは殺人的。とはいえ空調の効いた室内にばかりいたのでは、身体の切れがどんどん悪くなる。
思い切って外に出る。財政的に余裕は乏しいが、なにかパッとすることをと考えても、ちょっとした散財くらいしか思いつかない。で、田舎では手に入らないコーヒー豆や茶葉など嗜好品を求めて街を歩く。そして、最近はオタクの街としてイメージが固定した感のあるアキバへ向かう。元エレクトロニクス少年には、間口1間の小店に漂う、ベークライトの独特な匂いすら好ましい。だが、しばらく行かないうちに、随分と様変わりしている。利の薄い安価なパーツを扱う店は、どう考えても苦しいのだろう。
必ず覗くオーディオ専門店で、小さなフルレンジが伸びのいい高音を響かせている。そういえば、プリアンプを一台、作りたいと思っていたんだ。真空管3球のCR式プリ回路か。欲しいなぁ。
ホテルの横のヨ○○○カメラで一目惚れした200mmレンズと、どちらを先に買おうかな(って、もう買うことを決めている自分・・・)。
ふと気がつくと、いわゆる、絵に書いたようなオタクがぞろぞろと歩いている。まるで、何か狙っているかのようなこの服装は?。そもそもこういった人士がたむろするゾーンは、この街のもっと奥のはず、とあたりを見回してみると、なんと、オーディオ機器専門店からほんの数歩のところに、フィギュアの専門店が軒を連ねているではないか!!。
秋葉原よ、君は昔の君ならず。嗚呼。
2005.08.02 火曜日 23:52
教養課程のある日吉キャンパスが今日からの戦場。ここを訪れるのは多分20年ぶりくらい。事前にキャンパス・マップを見ていたが、在学中とは随分違う上に、わずか2年通っただけという記憶の弱さが災いして教員控え室にたどり着けず、いきなり通りすがりの事務スタッフに場所を尋ねる始末。
講義準備は万全のつもりだが、師匠の代講と思うと、なかなか調子が出ない。指定された教材の通りに進めることだけを考えよう。
ようやく講義を終えると、昨年の講義以来、時折メールを送ってくれた受講生さんが面会に来てくれた。有り難い。
控え室で、10数年ぶりに大学院時代の畏友と再会し昼食に。専門分野は違うが、人格識見ともに優れた研究者と利害関係抜きで会話するのは実に楽しい。講義以外、ろくに声を発することもない日常を覚悟していただけに、嬉しさはいや増す。
2005.08.01 月曜日 20:38
花火大会の景気良い炸裂音を忌々しく聞きながらノートと試験問題作成に全精力を傾注した週末が終り、ようやく荷作りにかかった。講義に必要な本にノート類、8日分の衣類に日用品を、買ったばかりのキャリーバッグに詰めるうち、もう汗で襟首が重く感じられる。これは明日からの責任の重さの前ぶれか。
バス、飛行機、電車と目をつぶっていても間違いそうもない慣れきったルートを辿り、今回の宿に到着。思いのほか広い。ワイドシングルのベッドはなかなか快適そうだし、なにより窓に向かって机となるスペースが気に入った。パソコンと本とノートと、あれこれ広げても十分に余裕がある。
陣地となる拠点は確保した。周辺の偵察、索敵に行くか。