一日だけの休戦

連日昼食を共にしてくれる畏友S君、夕食に付き合ってくれる友人諸賢に感謝しつつ、5日間講義して、いくらかペースがつかめてきた。仕上げの準備もほぼ出来て、穏やかに日曜日を迎えた。

が、暑い。暑すぎる。根っからの寒冷地仕様人間としては、この暑さは殺人的。とはいえ空調の効いた室内にばかりいたのでは、身体の切れがどんどん悪くなる。

思い切って外に出る。財政的に余裕は乏しいが、なにかパッとすることをと考えても、ちょっとした散財くらいしか思いつかない。で、田舎では手に入らないコーヒー豆や茶葉など嗜好品を求めて街を歩く。そして、最近はオタクの街としてイメージが固定した感のあるアキバへ向かう。元エレクトロニクス少年には、間口1間の小店に漂う、ベークライトの独特な匂いすら好ましい。だが、しばらく行かないうちに、随分と様変わりしている。利の薄い安価なパーツを扱う店は、どう考えても苦しいのだろう。

必ず覗くオーディオ専門店で、小さなフルレンジが伸びのいい高音を響かせている。そういえば、プリアンプを一台、作りたいと思っていたんだ。真空管3球のCR式プリ回路か。欲しいなぁ。
ホテルの横のヨ○○○カメラで一目惚れした200mmレンズと、どちらを先に買おうかな(って、もう買うことを決めている自分・・・)。

ふと気がつくと、いわゆる、絵に書いたようなオタクがぞろぞろと歩いている。まるで、何か狙っているかのようなこの服装は?。そもそもこういった人士がたむろするゾーンは、この街のもっと奥のはず、とあたりを見回してみると、なんと、オーディオ機器専門店からほんの数歩のところに、フィギュアの専門店が軒を連ねているではないか!!。

秋葉原よ、君は昔の君ならず。嗚呼。

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