歴史の大切さと面白さ

このところの脳みその不調がたたり、読了まで、というか腰を落ち着けて読むまでに時間がかかってしまったが、静かな雨の日曜に最後の一章を熟読玩味した。



近代法制史を生業とするものとして、手放しに誉めると共に、巳の不甲斐なさを恥じる。法制史を学ぶなら勿論のこと、法学部の学生には漏れなく読んでもらいたい良書だ。僅かに単純な間違いが見られるが、論旨とその価値に重大な影響を与えるものではない。いまや稀覯本になりつつある山本祐司『最高裁物語』に次ぐ現代法制史の必読書となろう。

願わくば、私のまわりの金回りの悪い学生にも手が出せるよう、安価な文庫化を。よりコストの安い"電子化"という声も早晩聞こえてくるだろうが、高額なリーダーを買えるくらいなら紙の本購入を躊躇しないだろう。

とにかく読むべし>弟子一同
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