2008.04.27 日曜日 21:37
今年何度目の帰省だろう
25日金曜日、朝から電車で移動する。中央線からの乗り換えは何度となく経験したが、初めて、遅延のために予定した列車に乗り継げないという、最悪のパターンを経験した。気象変動や事故などわかりやすい理由ではなく、ラッシュの余波による遅延。春先、ラッシュに不慣れな新人が、すし詰めなりの秩序を乱し、数秒から数十秒ずつの遅れがやがて10分単位の遅延につながる。かつては毎年、山手線で経験したありがたくない春の風物(?)を、こんな場面で味わいたくはなかった。しかも乗換駅では駅員のいない窓口と長蛇の列。後日、機会を見て然るべく対応してくれようぞ。
会津に戻る前、郡山で入院している母を見舞う。もう一月半も入っているから病人も心配だが、こちらは親身なドクターが事細かに経過を話してくださるので、信頼して任せる以外のチョイスはない。それより心配なのは留守宅。毎日ご近所さんにお願いして猫の餌を足してもらっているが、猫だけで留守をさせればどういうことになるか・・・。
病院に行ってみると、月末に退院の可能性が出てきたという。安堵の胸をなでおろすと同時に、30日に出校しなければならない私に代わって母を迎えに行ってくれる親戚を頼まなければならない。なんとも間の悪いことよ。
ドクターから丁寧な説明を受け、やや長めの見舞いを終えて、ダイヤ改正のたびに不便になる磐越西線で会津へ。日のあるうちに帰り着いたが、家の荒れようは想像を絶する。なんといっても、外飼いの猫たちを自由に出入りさせるため、野良猫も自由に入り込んでしまう。帰宅して、臭気を少しでも抜くために窓を開けて回ると、家の一番奥、母の寝室で、猫たちのために用意しておいた寝床にでかい野良猫が我が家のように寛いでいる。私に気が付き、驚いて体を硬くする奴と私の距離は約2メートル。障害物が多すぎるし、投げつけるものも手にはない。攻撃手段を探す一瞬に、奴は母のベッドの下に逃げ込んだ。
大きなごみを取り除け、掃除機をかけ、厚手の除菌ウェットティシュであちこちを拭いて回る。母の寝室に戻ると、奴の姿はない。更に掃除を続けていくと、母の寝室のもっとも奥、本棚の上に奴が隠れているのに気づいた。奴が逃げようとすれば、私に向かってくるしかない。見回すと、1mのものさしが。これなら仮に奴にヒットしても、怪我する恐れもない。奴に逃げ道を与えつつ、しかし人間は怖いと思わせる程度の攻撃に踏み切る。
飛び出して、一目散に逃げていく奴が家から出た瞬間、やはりうちの餌を狙う別の野良(近所では狸と通称される嫌われ者)と鉢合わせし、野良同士でものすごい喧嘩が。後から出てみると、現場には狸の毛が大量に抜け落ち、黒が優勢であったことがわかる。長く近所のボスだった狸の影響力に陰りがでたということか。
一部始終を安全なところから見ていた次女、三女、長男がなにやら文句を言いながら寄ってくる。「撫でろ」「ごはん」はわかるが、あとは何を言っているかわからない。キャットフードを何種類か開けると、がつがつと食いつく。野良に気おされて食べるに食べられなかったのか。食べるとまた、なにやら大声で文句を言いながら寄ってくる。
随分遅い時間になって残りの二匹も現れ、全員の無事を確認。長女だけがキッと私を睨み、触らせてくれないが、他の四匹はくっついて離れない。こいつらを適当にあやしながら、数日間で荒れ果てた家をなんとかする、という、とんでもないミッションがスタートした。
会津に戻る前、郡山で入院している母を見舞う。もう一月半も入っているから病人も心配だが、こちらは親身なドクターが事細かに経過を話してくださるので、信頼して任せる以外のチョイスはない。それより心配なのは留守宅。毎日ご近所さんにお願いして猫の餌を足してもらっているが、猫だけで留守をさせればどういうことになるか・・・。
病院に行ってみると、月末に退院の可能性が出てきたという。安堵の胸をなでおろすと同時に、30日に出校しなければならない私に代わって母を迎えに行ってくれる親戚を頼まなければならない。なんとも間の悪いことよ。
ドクターから丁寧な説明を受け、やや長めの見舞いを終えて、ダイヤ改正のたびに不便になる磐越西線で会津へ。日のあるうちに帰り着いたが、家の荒れようは想像を絶する。なんといっても、外飼いの猫たちを自由に出入りさせるため、野良猫も自由に入り込んでしまう。帰宅して、臭気を少しでも抜くために窓を開けて回ると、家の一番奥、母の寝室で、猫たちのために用意しておいた寝床にでかい野良猫が我が家のように寛いでいる。私に気が付き、驚いて体を硬くする奴と私の距離は約2メートル。障害物が多すぎるし、投げつけるものも手にはない。攻撃手段を探す一瞬に、奴は母のベッドの下に逃げ込んだ。
大きなごみを取り除け、掃除機をかけ、厚手の除菌ウェットティシュであちこちを拭いて回る。母の寝室に戻ると、奴の姿はない。更に掃除を続けていくと、母の寝室のもっとも奥、本棚の上に奴が隠れているのに気づいた。奴が逃げようとすれば、私に向かってくるしかない。見回すと、1mのものさしが。これなら仮に奴にヒットしても、怪我する恐れもない。奴に逃げ道を与えつつ、しかし人間は怖いと思わせる程度の攻撃に踏み切る。
飛び出して、一目散に逃げていく奴が家から出た瞬間、やはりうちの餌を狙う別の野良(近所では狸と通称される嫌われ者)と鉢合わせし、野良同士でものすごい喧嘩が。後から出てみると、現場には狸の毛が大量に抜け落ち、黒が優勢であったことがわかる。長く近所のボスだった狸の影響力に陰りがでたということか。
一部始終を安全なところから見ていた次女、三女、長男がなにやら文句を言いながら寄ってくる。「撫でろ」「ごはん」はわかるが、あとは何を言っているかわからない。キャットフードを何種類か開けると、がつがつと食いつく。野良に気おされて食べるに食べられなかったのか。食べるとまた、なにやら大声で文句を言いながら寄ってくる。
随分遅い時間になって残りの二匹も現れ、全員の無事を確認。長女だけがキッと私を睨み、触らせてくれないが、他の四匹はくっついて離れない。こいつらを適当にあやしながら、数日間で荒れ果てた家をなんとかする、という、とんでもないミッションがスタートした。