2005.09.12 月曜日 14:06
選挙雑感-2
◇自民大勝の余波
比例東京ブロックでは、名簿に登載された自民の候補者が全員当選してしまい、ついに名簿登載候補が1名足りなくなったという。余滴にあずかったのは凋落著しい社民党だが、さて、自民、社民それぞれの支持者の感想は?
◇自民大勝の余波−2
比例北関東ブロックで社民党は4名の候補をたて、1名が当選したが、当選者の順位は名簿最下位の四位。上位の三人が自民、民主の激戦の影響か、法定得票に満たなかったためだ(公選法93条1項1号、95条の2 6項)。かつて政権与党だった「社会党」という政党の存在は、もはや私の専門領域になってしまったようだ。
◇被選挙権
多分に倫理的な問題だが、公選法11条、11条の2に規定する被選挙権の制限は、この程度でいいのだろうか。「ノー投票制」が導入されたら、随分違った結果が出そうな気もする。
さて、新しい衆議院では自民が単独で絶対安定多数を獲得し、政府は思い通りの政権運営を行う「フリーハンド」を与えられた格好になった。今後の舵取りに期待したい。
ところで、郵政も、年金も、子育ても確かに重要な問題だが、一番重要なのはやはり景気浮揚ではなかろうか。バブルが弾けて10有余年。不景気に慣れ過ぎたのか、日銀短観に騙されたのか、誰も声を大にして言わないが、国民の担税力が回復すれば、もっとおおらかに、明るい未来像を描けるはずだ。
積極的な財政政策を打ち出せなかった政府の責任は、100年後の歴史家に任せるしかないのが少々悔しい。
比例東京ブロックでは、名簿に登載された自民の候補者が全員当選してしまい、ついに名簿登載候補が1名足りなくなったという。余滴にあずかったのは凋落著しい社民党だが、さて、自民、社民それぞれの支持者の感想は?
◇自民大勝の余波−2
比例北関東ブロックで社民党は4名の候補をたて、1名が当選したが、当選者の順位は名簿最下位の四位。上位の三人が自民、民主の激戦の影響か、法定得票に満たなかったためだ(公選法93条1項1号、95条の2 6項)。かつて政権与党だった「社会党」という政党の存在は、もはや私の専門領域になってしまったようだ。
◇被選挙権
多分に倫理的な問題だが、公選法11条、11条の2に規定する被選挙権の制限は、この程度でいいのだろうか。「ノー投票制」が導入されたら、随分違った結果が出そうな気もする。
さて、新しい衆議院では自民が単独で絶対安定多数を獲得し、政府は思い通りの政権運営を行う「フリーハンド」を与えられた格好になった。今後の舵取りに期待したい。
ところで、郵政も、年金も、子育ても確かに重要な問題だが、一番重要なのはやはり景気浮揚ではなかろうか。バブルが弾けて10有余年。不景気に慣れ過ぎたのか、日銀短観に騙されたのか、誰も声を大にして言わないが、国民の担税力が回復すれば、もっとおおらかに、明るい未来像を描けるはずだ。
積極的な財政政策を打ち出せなかった政府の責任は、100年後の歴史家に任せるしかないのが少々悔しい。