2008.01.20 日曜日 21:23
まだオーディオ機器を作る
センター試験、始めて監督した。前任校では独自試験だけだったので、自分が共通一次を受けて以来、20数年ぶりの、お上の試験。幸い天候にも恵まれ、トラブルなく終了して一安心。受験生諸君、栄光までもう一息!。
昨年の11月半ば過ぎ、どこぞから貰った風邪が居着いてしまい、咳が止まらなくなった。ちょっと楽しみにしていた小さなコンサートがあったのだが、途中で咳き込んだらマズイので諦め、講義のない数日間、自宅に引きこもらざるをえなくなった。
そういう時に限って、算段しておいた用事は風のように片付き、ド派手な着流しに落し差しで旅に出たいくらい退屈する(←どういう例えだ、一体)。ただこの時は、悪徳商人やどこかの代官を切りに行くより面白いパーツセットがあったので、ちょいとやっつけることにした。ネットオークションで販売している「ノンオーバーサンプリングDAC」。基板とパーツ、完成品のインターフェイス基板、それに使いやすそうな電源基板も一緒に買っておいた。
一度、普通に組み立ててみたが、何故か動作しない。電圧を計ってみると、どうやら所定の電圧が出ていない。外部から5Vと12Vを入れてやると動くから、レギュレータ部分にミスがありそうだが、どう考えても分からない。そこで、原因究明のため、レギュレータとDACを分け、ユニバーサル基板で組んでみることに。

結局、回路図を参考にして、ちょっと大きなユニバーサル基板一枚にパーツを展開し、動作する状態まで持っていった。電源も作り、いつぞや、ついでに買っておいた小さなトランスに繋いで更にテストを重ね、ノイズなど無いことを確認する。

先日組み上げたキット屋さんのDACの近辺で、真空管アンプに繋いで音を聞いてみる(間違いなく危ないので、良い子はまねをしてはいけません。こんなことをするのは世を儚んだおじさんだけです)。ノンオーバーサンプリング(詳しいことは詳しいサイトを探していただきたい)だから、かなら強力な(?)波形が出力されるはずだが、真空管アンプとは相性がいいらしく、輪郭のくっきりした「元気のいい」音が飛び出してくる。
パソコンの裏からデジタル出力を取り出し、アイソ、NOSDAC、6BM8シングルアンプと繋いでみると、またしてもいい音が。パソコンのケースの中はノイズの嵐だが、デジタルで取り出し、アイソレータで必要な波形のみを抽出、オーバーサンプリングなしで(「手を加えず」くらいの意味)でアナログ化し、音質の優れた真空管アンプに入れてやると、パソコンのCDドライブが立派なCDトランスポートになる。音楽再生の時は、ドライブの回転数を下げ、音楽を聴く環境を整備する。パソコンデスクの棚には、こんなSPを乗せてみた。重低音を望まない書斎にちょうどいい音質をもったウッドコーンのフルレンジ。

一通りの実験が成功し、満足して撤収。ケースを買ってくるまで、各基板は揃って段ボール箱で休むことに。調子がいいから、メインシステム用に、残しておいたアイソレータ2号も、ちょっと高級なパーツを使って組み立てておいた。

これもケースを買ってこなくては。空芯トランスがノイズの源にならないとも限らないし、むき出しは危ないし・・・。
真空管をいじり始めたら、デジタルも面白くなってしまった。奥が深い・・・。
昨年の11月半ば過ぎ、どこぞから貰った風邪が居着いてしまい、咳が止まらなくなった。ちょっと楽しみにしていた小さなコンサートがあったのだが、途中で咳き込んだらマズイので諦め、講義のない数日間、自宅に引きこもらざるをえなくなった。
そういう時に限って、算段しておいた用事は風のように片付き、ド派手な着流しに落し差しで旅に出たいくらい退屈する(←どういう例えだ、一体)。ただこの時は、悪徳商人やどこかの代官を切りに行くより面白いパーツセットがあったので、ちょいとやっつけることにした。ネットオークションで販売している「ノンオーバーサンプリングDAC」。基板とパーツ、完成品のインターフェイス基板、それに使いやすそうな電源基板も一緒に買っておいた。
一度、普通に組み立ててみたが、何故か動作しない。電圧を計ってみると、どうやら所定の電圧が出ていない。外部から5Vと12Vを入れてやると動くから、レギュレータ部分にミスがありそうだが、どう考えても分からない。そこで、原因究明のため、レギュレータとDACを分け、ユニバーサル基板で組んでみることに。

結局、回路図を参考にして、ちょっと大きなユニバーサル基板一枚にパーツを展開し、動作する状態まで持っていった。電源も作り、いつぞや、ついでに買っておいた小さなトランスに繋いで更にテストを重ね、ノイズなど無いことを確認する。

先日組み上げたキット屋さんのDACの近辺で、真空管アンプに繋いで音を聞いてみる(間違いなく危ないので、良い子はまねをしてはいけません。こんなことをするのは世を儚んだおじさんだけです)。ノンオーバーサンプリング(詳しいことは詳しいサイトを探していただきたい)だから、かなら強力な(?)波形が出力されるはずだが、真空管アンプとは相性がいいらしく、輪郭のくっきりした「元気のいい」音が飛び出してくる。
パソコンの裏からデジタル出力を取り出し、アイソ、NOSDAC、6BM8シングルアンプと繋いでみると、またしてもいい音が。パソコンのケースの中はノイズの嵐だが、デジタルで取り出し、アイソレータで必要な波形のみを抽出、オーバーサンプリングなしで(「手を加えず」くらいの意味)でアナログ化し、音質の優れた真空管アンプに入れてやると、パソコンのCDドライブが立派なCDトランスポートになる。音楽再生の時は、ドライブの回転数を下げ、音楽を聴く環境を整備する。パソコンデスクの棚には、こんなSPを乗せてみた。重低音を望まない書斎にちょうどいい音質をもったウッドコーンのフルレンジ。

一通りの実験が成功し、満足して撤収。ケースを買ってくるまで、各基板は揃って段ボール箱で休むことに。調子がいいから、メインシステム用に、残しておいたアイソレータ2号も、ちょっと高級なパーツを使って組み立てておいた。

これもケースを買ってこなくては。空芯トランスがノイズの源にならないとも限らないし、むき出しは危ないし・・・。
真空管をいじり始めたら、デジタルも面白くなってしまった。奥が深い・・・。
comments
センターの試験監督、なさったのですね。それはそれはお疲れ様でございました。
リスニングは始まって以来、毎年ドキドキ。何もなくてホッ。
私はこの週末、学外試験場(でも京都。ちかーい)にて事務チーフやってきました。数年ぶりの学外、数年ぶりのチーフ、という状況でストレス倍増(笑)
でも、無事終了。自分を褒めてあげよう(笑)
帰り道、大好きな三十三間堂に立ち寄り、穏やかで、清々しい、そんな空間で、大きな力に包まれてきました。ホントいい場所だ。近くなら毎日通いたい。
○○女子大学&附属の学生・生徒さんがうらやましい・・・。
三十三間堂もいいねぇ。
「蓮華王院の柳の木の下に、一人の女が佇んでいた。公方様が内裏に上がられただの、陸奥の方の聞いたこともない山の中から千人も二千人もお侍が来ただの、騒がしいこと続きの都だったが、繁華な祇園から六波羅を下ってこの辺まで来ると、静けさにほっとする。ほっとしておいて、女は自分の待ち人が、北の方から来て、今は黒谷に本陣を敷く守護職配下の若侍だということを思い出し、小首を傾げて苦笑いを隠した。垢抜けない、言葉の重い、どうしようもない田舎侍が、今日も汗を吹きながら駆け込んでくるのを、女は心待ちにしていた」