2008.01.01 火曜日 21:42
作る
雪に降り込められて年を越した。祝い事のない正月だから、訪う人もなく、寄ってくる猫を撫でながら本を読むという、静かな休日を過ごす。もっとも長毛の四女は雪でも構わず外に出て、水たまりでも踏破したのかずぶぬれ、雪まみれで帰ってくる。自分では毛繕い出来ないレベルの濡れ方なので、家人のいる居間に鳴きながら入ってきて、後は大騒ぎ。日中だからまだ対応もするが、真夜中に雪だるま状態で寝室に入ってこられると、正直パニックになる。
年の内に、母に頼まれて居間のドアに小さな内鍵を付けた。道具は、長年父が買い集めたものが、それこそ壁一面規模で揃っているから、部品さえ買ってくれば、取り付けなど朝飯前。ものの10分で、母の規模どおりの動作を確認。
今さらたが、私は「作る」こと、何かを作っているという状態、修理・改良のために智恵と技を揮うことが、とても好きだ。仕事でも、道楽でも、「好き」で「楽しい」から、何年も、何十年も、倦まず続けていられる。ならば、年の始めに、今年の目標として、改めて「作る」を掲げることにしよう。
何も機械類ばかりではない。今年は、前任校時代と比肩しうるゼミを作る。人に自慢したくなるような良い講義ノートを作る。これは作り直すといったほうが正確かな。活字になる仕事、執筆活動も「作る」に入るだろう。さしあたり、近々に科研費がらみの報告書を一点。その後は、秋を目処に明治関係を少々。
料理、写真、音楽は、折りに触れ、ひらめいたときに良い作品を作る。特に音楽はMIDI板「海道東征」の実現に向けて、工夫をしてみよう。単体のMIDI楽器がほとんど販売されなくなっている現状では、ちょっと急いだ方がいいかもしれない。昨年から凝りに凝っている音響機器は、これはしっかりと計画をたて予算措置を十分に。
作る、作り出す、生み出す。想像力を振り絞り新しい何かを形にするのは、私達の稼業では当然のこと。それを意識的に、前向きに、かつ楽しみながら継続することができれば、研究者人生の後半を、よりアグレッシブに、力強く切り拓いていけるのではなかろうか。
年の内に、母に頼まれて居間のドアに小さな内鍵を付けた。道具は、長年父が買い集めたものが、それこそ壁一面規模で揃っているから、部品さえ買ってくれば、取り付けなど朝飯前。ものの10分で、母の規模どおりの動作を確認。
今さらたが、私は「作る」こと、何かを作っているという状態、修理・改良のために智恵と技を揮うことが、とても好きだ。仕事でも、道楽でも、「好き」で「楽しい」から、何年も、何十年も、倦まず続けていられる。ならば、年の始めに、今年の目標として、改めて「作る」を掲げることにしよう。
何も機械類ばかりではない。今年は、前任校時代と比肩しうるゼミを作る。人に自慢したくなるような良い講義ノートを作る。これは作り直すといったほうが正確かな。活字になる仕事、執筆活動も「作る」に入るだろう。さしあたり、近々に科研費がらみの報告書を一点。その後は、秋を目処に明治関係を少々。
料理、写真、音楽は、折りに触れ、ひらめいたときに良い作品を作る。特に音楽はMIDI板「海道東征」の実現に向けて、工夫をしてみよう。単体のMIDI楽器がほとんど販売されなくなっている現状では、ちょっと急いだ方がいいかもしれない。昨年から凝りに凝っている音響機器は、これはしっかりと計画をたて予算措置を十分に。
作る、作り出す、生み出す。想像力を振り絞り新しい何かを形にするのは、私達の稼業では当然のこと。それを意識的に、前向きに、かつ楽しみながら継続することができれば、研究者人生の後半を、よりアグレッシブに、力強く切り拓いていけるのではなかろうか。
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