2006.07.27 木曜日 22:13
「靖国」
少しだけ気力が回復してきた気がするので、後ればせながらこの話題を。
朝日新聞によると、広田弘毅元首相の遺族が、「靖国合祀に同意していない」と語ったという。東京裁判で死刑判決を受けたたった一人の文官で、他の被告人と違い、弁明を拒否して死を迎えた広田元首相の遺族であれば、当然といえば当然である。
そもそもA級戦犯は「何の罪」で裁かれたのか。どうして彼らがそこに立たされたのか、様々な問題が残されている。広田家の対応は、木村兵太郎陸軍大将の遺族とは正反対だが、太平洋戦争開戦時に(参謀本部ではなく)陸軍省首脳であった木村大将や武藤彰陸軍中将の遺族の無念も理解できる。
さて、軍人たちとは全く違う次元で戦争の時代を生きた政治家、広田については、
が、その人間像を余すところなく描ききっている。昨今の「靖国問題」に関心をお持ちの方は、終戦記念日前に是非ご一読を。また、木村、武藤に関する私の上記意見にご関心の向きは、
をどうぞ。
朝日新聞によると、広田弘毅元首相の遺族が、「靖国合祀に同意していない」と語ったという。東京裁判で死刑判決を受けたたった一人の文官で、他の被告人と違い、弁明を拒否して死を迎えた広田元首相の遺族であれば、当然といえば当然である。
そもそもA級戦犯は「何の罪」で裁かれたのか。どうして彼らがそこに立たされたのか、様々な問題が残されている。広田家の対応は、木村兵太郎陸軍大将の遺族とは正反対だが、太平洋戦争開戦時に(参謀本部ではなく)陸軍省首脳であった木村大将や武藤彰陸軍中将の遺族の無念も理解できる。
さて、軍人たちとは全く違う次元で戦争の時代を生きた政治家、広田については、
が、その人間像を余すところなく描ききっている。昨今の「靖国問題」に関心をお持ちの方は、終戦記念日前に是非ご一読を。また、木村、武藤に関する私の上記意見にご関心の向きは、
をどうぞ。
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