2009.08.26 水曜日 22:59
夕方前に会津に帰り着きました。新幹線に乗って上野を過ぎたあたりで意識がなくなり、気づいたら大宮でした。その次に気づいたときには宇都宮で、とても疲れていたことを実感した次第。
昨日は予定通りのタイムテーブルで仕事が進み、夜はそろそろ好例になりつつある打ち上げに出席しました。今年も面倒なよしなしごとを一切段取りして下さった「大幹部」のSさん、Hさん、それに新たに幹部に「志願」して下さったHさんのご尽力で、多くの皆さんにご参加をいただき、最後まで話題の途切れることのない楽しい会になりました。また来年も、お目にかかりたいものです(もちろんその前に、何か企んでみようとは思いますが)。
会津は随分涼しくなっており、猫たちがくっついてきます。ただ、私の上京直後、末っ子のよもぎが事故で…。母親が落ち込んでしまい、不自然なくらいよもぎの話題を避けようとしているのが痛ましい限りです。どれほど多頭飼いしようと、どの猫もみな「一分の一」の重さの同居猫ですから、母の落胆も当然ですが、今いる5匹の年齢を考えると、先々新たな不安も感じます。
明日からもうしばらく、会津で母親と猫たちを視界のどこかに留めつつ、三田でかき集めた史料をどう料理するか検討してみます。もしかすると、素材の熟成を待たずにラフを書き始める可能性も。手法の違いでどの程度、完成度に差が出るのか、まるで他人事ですが興味があります。そもそも完成に至るのかどうか、という根本的な問題については、とりあえずその存在を認識しないという立場で。(^^;)ゞ
2009.08.24 月曜日 23:00
この時期から秋の始めくらいにかけては、ご奉公の影響か、私の名前でググってこのページにお出でになる方が顕著に増えます。普段は真空管ネタが8割、「海ゆかば」が2割程度で、自分がどういう人間なのか、時々不安になります(笑)。このキーワードから想像できる人物像……「環境負荷のキツい」「右翼」。
どう考えてもモテないな、こりゃorz。
「午前と午後で2科目担当」という、歳を考えるまでもなく無謀なご奉公の4年めだった去年の今ごろは、「あぁ、これがポリープというものか」と思えるような喉の痛みが始まっていました。痛みが完全に引いたのは暮れの12月。痛いのはイヤだと、夏の担当を減らしていただき、今年は午前のみという従来のパターンに。午後が空いたため、昨年までは夢のまた夢だった「昼食」もしっかり食べられ、眠気を振り払うように図書館を渡り歩くと、思いのほか勉強も進みました。
かつて、手で目録をめくり、頭痛を堪えてコマを送ったマイクロ史料のいくつかは、データベース化され、キーワードを入れるだけで欲しい記事がモニターに表示されるようになっていました。ごく最近の文字史料なら当然ですが、明治初期の史料が電子化されつつあるのには驚きです。キーワードの付け方には多少の難があるようですが、輝度のムラがひどいリーダーで、マイクロをひとコマずつ、希望の情報に行き当たるまで読み進めたことを思えば、こんな楽な作業はありません。
もちろん、歩き回り、埃まみれになって、ようやく情報に辿りつくという古典的な手法も健在、というより、こうしたアナログな手法を知らないと、データベースの穴を埋められず、史料探しが完結しないだろうと感じました。『薔薇の名前』に出てきそうな入り組んだ階段の先にある、人気のない書庫の隅で、100年前の事件を伝える掠れた印刷を見つけると、不思議な高揚感に捕われるものです。
この一週間で、ある男の「転落」を追いかけ、かなりのことが分かりました。足りない情報は、どこに問い合わせるか、見込みが立ちました。毎日これにかかりきりで、秋葉にも、博物館にも、好みのフレンチにも行けませんでしたが、大変に満足しています。
今日、早めに帰ろうかと思ったら、夏の終わりを告げる激しい夕立が。もう一度図書館に戻り、集めた史料のコピーを読み返し、改めて外に出たら、すっかり涼しくなっていました。
明日で今年のご奉公も終わり。試験に臨まれる皆さん、どうぞ、存分に実力を発揮して下さい。
2009.08.17 月曜日 21:42
月の始めに会津に帰り、母親と猫の様子を視界に納めつつ、伝統行事をこなしていたら、もう盆を過ぎてしまいました。二日ほど前から、会津では明け方の最低気温が20℃を切るようになり、寝ていると「なな」と「よもぎ」がくっついてきます。夜更け頃、足の上あたりにバタッと倒れ込んでくるので、例外なく目が覚めてしまいますが、手を伸ばして探ってみると、よもぎが私に寄りかかって仰向けに寝ています。朝までそのまま寝かせておくことは、言うまでもありません。
今年も、年に七日のご奉公のため、今日、常宿に入りました。例年と違うことは、師匠と仕事の打合わせのため今日既に出校したことと、講義を午前のみにしたことです。身体の空く午後は秋葉に行こうか、博物館を歩こうか、はたまたこじゃれた料理をもとめて右左、と楽しい夏の午後を夢想していたのですが・・・、師匠関係の仕事ですorz
そもそもあちこち工事で様変わりしたキャンパスに慣れるのが大変そう・・・。もはや、打ち上げだけが楽しみです>幹部各位
2008.08.25 月曜日 22:38
って、いきなりかい!(→自分)
なんとか最後まで保った、というのが実感。ラスト2日は喉にはっきりと異物感を覚え、時々声が裏返るていたらく。午後は立って話すのが辛いと感じる時間の方が長かった。そろそろ、何か考えないといけないようだ。
この期間、体力温存を第一に過ごすが、日頃なかなか会えない友人諸賢と会食する楽しみだけは外せない。今年は「大幹部」のSさん(いつもご馳走様ですm(__)m)を始め、同業者のT先生、B先生(ざる豆腐、美味かったですね)、心理学のS先生、P先生(今度はパラゴンを聴きに行きましょう)と、食事と会話を存分に楽しむことができた。
そして最終日の今日、試験後、大幹部SさんHさんの算段で、昨年に引き続き打ち上げが開かれた。私と御両所を含めて10人という、話やすい規模での宴会で、またしても喉の痛いのを忘れ、食事と会話を楽しんだ。ご参加の各位には、大変楽しい時間をありがとうございました。
明日はのんびり起きて、のんびり北に移動の予定。さて、寝るかな。
2007.08.16 木曜日 22:38
上京し、常宿に入りました。
朝夕は20℃あたりまで涼しくなる会津で「静養」していたためか、都会の暑さがいつも以上に身に染み、ホームに降り立った瞬間から、粘り着くような暑い空気にへき易しています。宿の部屋でニュースを点けたら「最高温度記録更新」とか。温暖化の一環なのでしょうか。
律令の世界では、天変地異は悪政に対する天の警鐘。暖冬に連続の地震、そしてこの猛暑が、天が下した現内閣への評価と考えたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも、「国民投票法」「防衛省設置」など、60有余年の懸案に果敢に挑み、一定の成果を挙げたことは評価してしかるべきだと考えます。
ではなぜ、先の参院選で大敗したのか。答えは「会期延長→参院選→大敗」という同じ道を歩いてしまった橋本内閣を見ればわかるはずです。橋本内閣の最大の失政は、大蔵の言いなりになり、消費税率を引き上げてしまったことでしょう。増税に対する国民のマイナス心理を一顧だにせず、バブルが弾け、鼻かぜをひいた日本経済に、芯まで冷える氷水を浴びせかけたのです。増税に対する当然の反応として消費支出を抑えるという国民の行動を予想せず、結果日本は今なお続く泥沼のような不景気に沈んだのです。
現内閣も、「既定の方針」として定率減税を縮小、廃止し、税源移譲に連動して増税というダメージを大多数の国民に与えました。直接税の増税は目に見えて可処分所得が減るのですから、その一点のみで「いい政治」ではないと感じる国民が増えるのは当然です。
「いつか来た道」を無反省に踏んでしまった安部内閣が長く続くとは思えません。それは、周りに道を見極められる人を得なかったことが原因であり、人を得られなかった首相の責任です。
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