この味が・・・

という上の句で始まる短歌が昔流行った。
筍の季節を過ぎると加賀では美味いものがめっきり減る。だか、その憂鬱でただ蒸し暑い季節の楽しみは、これ。
これぞ!

藩政時代、冬に貯えた雪を取り出し、将軍家に献上したという『氷室開き』。それにあやかって作られるようになったのが「氷室饅頭」。特に変わったところもない酒種のまんじゅうだか、市内に無数にある和菓子屋で、職人さんが腕を振るって蒸し上げる。ここ数年のお気に入りは、兼六園にほど近いNの品。いまのところ、数ある「氷室・・」のなかで一番美味い。
今年は20個買い込み、出入りの学生諸君に振る舞った。とにかく、ほんのり温かいまんじゅうの美味さは言葉に尽し難い。
糖尿病、恐る丶に足らず!

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