2009.04.13 月曜日 22:25
パブリックってぇのはなぁ!
ボ2ネタと町村教授のブログ経由で、こんなたわけたことが行われているそうな。
e-Gov(「電子政府の総合窓口」)に掲出されたパブリックコメント募集の公示。一覧ページでは93件もの募集が並んでいるが、その中にきわめて異様な募集がある。
何が異様かって、公示日と締切り日がすごい。4月11日公示で4月15日が締切りになっている。内容はというと、一太郎のファイルが二つ、リンクされている。どれどれ、面倒だがコンバートして見てみるか。で、書いてあるのは、これまで五月雨式に報道されたLSの問題点と、いくつかのLSを「潰す」という不動の決意が見え隠れする「改善方策」類であって、これを読んで、即座に意見をまとめられる者だけ、意見を言わせてやろう、という文科省のありがたい思し召しらしい。
現下のLSには問題が山積している、と思う。制度設計が甘く、しかも動き出したらすぐぶれた。当初は、まるで司法試験が易しくなるような誤解を与えた。旧司法試験合格者の平均年齢から考えても、2年や3年で合格水準に達するのは至難だ。しかもLSの2年や3年の間には、旧試合格後の修習を先取りする内容まで。ならばやはり、試験を易しくしなければ合格は無理だろう。そうしたら、合格者の質が低いと文句を言い出す始末だ。二回試験に合格しても、弁護士の就職難が深刻化しているし、新試験と二回試験の不合格者はもっと悲惨だろう。個々のLSの努力だけで対応できるレベルだと思うのか?。
そして文科の所行の極めつけは、このパブリックコメント募集だ。行政手続法に従ったものではないそうだから、30日の期間をおく必要はないようだが、だからといって、ざっと見ても頭が痛くなりそうな深刻な問題に、5日で意見をまとめろと要求するのか。おおかた、今月中に発表される予定の報告は既に出来上がりつつあり、「形だけでも意見を求めたことにしておこう」という程度の話だろう、と、勘繰りたくもなる。
パブリックという形容詞は、コメントだけでなく、サーヴァントにも付くのだが。
e-Gov(「電子政府の総合窓口」)に掲出されたパブリックコメント募集の公示。一覧ページでは93件もの募集が並んでいるが、その中にきわめて異様な募集がある。
中央教育審議会大学分科会法科大学院特別委員会「法科大学院教育の質の向上のための改善方策について(最終まとめ)案」の骨子に関する意見募集の実施についてとやらで、中身はこんな感じ。
何が異様かって、公示日と締切り日がすごい。4月11日公示で4月15日が締切りになっている。内容はというと、一太郎のファイルが二つ、リンクされている。どれどれ、面倒だがコンバートして見てみるか。で、書いてあるのは、これまで五月雨式に報道されたLSの問題点と、いくつかのLSを「潰す」という不動の決意が見え隠れする「改善方策」類であって、これを読んで、即座に意見をまとめられる者だけ、意見を言わせてやろう、という文科省のありがたい思し召しらしい。
現下のLSには問題が山積している、と思う。制度設計が甘く、しかも動き出したらすぐぶれた。当初は、まるで司法試験が易しくなるような誤解を与えた。旧司法試験合格者の平均年齢から考えても、2年や3年で合格水準に達するのは至難だ。しかもLSの2年や3年の間には、旧試合格後の修習を先取りする内容まで。ならばやはり、試験を易しくしなければ合格は無理だろう。そうしたら、合格者の質が低いと文句を言い出す始末だ。二回試験に合格しても、弁護士の就職難が深刻化しているし、新試験と二回試験の不合格者はもっと悲惨だろう。個々のLSの努力だけで対応できるレベルだと思うのか?。
そして文科の所行の極めつけは、このパブリックコメント募集だ。行政手続法に従ったものではないそうだから、30日の期間をおく必要はないようだが、だからといって、ざっと見ても頭が痛くなりそうな深刻な問題に、5日で意見をまとめろと要求するのか。おおかた、今月中に発表される予定の報告は既に出来上がりつつあり、「形だけでも意見を求めたことにしておこう」という程度の話だろう、と、勘繰りたくもなる。
パブリックという形容詞は、コメントだけでなく、サーヴァントにも付くのだが。
comments
先生〜(ToT)
改めて、法律を読み解くのは難しいと感じる、今日この頃・・・。もう心が折れそうです。国語は苦手なんだってば〜(泣泣泣)自分の解釈に自信が持てない・・・。
どうして先生は山梨にいるのぉぉぉぉ
(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)
質問に行くには遠いですっ(泣)←一昨日、本気で大学に電話しそうになりました(苦笑)
膝詰めで説明するのが良さそうな問題かな、と思うけど、背に腹は代えられないから電話して下さい。研究室のダイレクトインはお知らせしましたっけ?。もっとも部屋にいるとは限らないから(おいっ!)、いざとなったら携帯にでも。