鴻儒曽村保信先生の長逝を悼む

国際政治学の泰斗、曽村保信先生には、去る7月20日、薬石効なく不帰の客となられたり。突然の悲報に接し痛惜措くあたわず、御鴻恩に謝せんと欲すれども茫として片言も発し得ず。かつて拝領せし名著典籍の数々を手に取りては、在りし日の御温顔を思い、御病床に参じ得ざりしことを憾めども益なし。

悲報より一月を閲し、明日、漸う御霊前に膝行するの秋を得たり。御健在ならば、親しく御高説を拝し、歓談に時を忘るべき夏の休日に、もはや物言われぬ御遺影を拝する悲痛、筆舌に尽し難し。悲哉。
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