豪雪の奥能登

合宿の会場は、能登町(旧柳田村)アストロコテージ。洋室2、和室1、リビングダイニングという立派な貸しコテージ。そして一番の売りは、2Fに備えつけられたに天体望遠鏡とドーム。

しかし、記録的豪雪という最悪の状況でドームにも雪が積もりすぎ、完全に回転させることができない有り様。それでも一時的に雲が切れた初日の夕方、上空の月を視界に収め、その場に居合わせた数人で喚声をあげる。夜中にも何度か、雲の切れ間からまたたく星を観測。澄み切った大気のを突き抜け、何千、何万光年の彼方から届く光を、まさに手に取るように見ることが、このコテージでの最大の楽しみ。

4年生はそれぞれが持ち込んだノートパソコンで卒論執筆に励み、激励のために参加したOBOG諸君は、日頃の憂さを晴らすように歓談。町村合併の余波であろうか、損耗した備品の補充がなく、いささか寒い思いもしたが、同時在籍したことのない先輩後輩たちの懇親は確実に深まった。

朝食の合間、ひとときだけ太陽が顔を出したので、コテージの窓から隣の棟を写す。
一瞬の晴れ間

程なく吹雪になり、これ以上の撮影は断念。皆で雪まみれになりながら荷物を運び出し、逃げるように出発。1m以上の積雪と、雪の壁に挟まれた通路の写真は、残念ながら撮れなかった。

途中、能登国一宮気多大社に参拝。私の後厄通過御礼と、前厄に入る4年生たちの厄払い。参加できなかったメンバーへの土産なども調う。参拝後、悪路を抜け一路金沢へ。その後、金沢郊外で昼食を取り無事解散。当面は、4年生の卒論完成を楽しみに待つことにする。

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